肝臓のGVHDの悪化で予防接種は再々延期/虎の門病院で自分の本を見つけた

先週、虎の門病院に行ってきました。
ここのところ発熱後のフォローや、半年に一度の移植後看護外来・フォローアップ外来などがあり、毎週、虎の門病院に行っています。
この日は、発熱後のフォローのための担当医の湯淺先生の診察と、前の週の移植後長期フォローアップ・予防接種外来では体調不良で打てなかった予防接種の再トライです。
虎の門病院に僕の本が
(虎の門病院のパンフレットコーナーに「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」が。

湯淺先生の診察

血液検査の結果を見たところ、肝臓の数値が全般に高くなっていました。さい帯血移植後のGVHDで肝機能障害が出ていて、肝臓の数値はずっと高いままで推移してきたのですが、この日は一段と高くなっていました。
湯淺先生の説明。

恐らくこの前の風邪で肝臓のGVHDが煽られて、肝機能障害が悪化し、数値が高くなったものと思われます。この数値だと、予防接種は難しいですね。森先生もこの数値を見たら、同じ判断をすると思いますよ。

自分としては、風邪は良くなったので、「今回こそは予防接種は問題ないだろう!」と打つ気満々で行ったので、残念なお話でした。
また、GVHDで肝機能障害が出ると、それが腸の働きを悪くしたり、倦怠感を増したりすることもあるようです。腸の調子が引き続きあまりよくないのも、ここに原因がありそうです。
また、毎日夕方になると倦怠感が強くなるのも肝臓のせいかもしれません。
さらに、移植後ずっと血小板の数値が低いままなのも、肝臓のGVHDが影響しているかもしれないとのこと。
肝臓の数値は、ずっとほぼ横ばいで推移していて、さい帯血移植から2年半経っても回復してきません。でも何か治療や薬が必要なレベルではないということで、気にしないようにしていました。
しかし、日々の生活で感じる健康上の問題のいくつかは、肝臓のGVHDに原因があるのかもしれません。GVHDが原因となると、もうこれはしょうがないです。いずれよくなればいいな、と思います。

痛み止めの医療用麻薬の変更も保留

また、帯状疱疹後神経痛のために飲んでいる医療用麻薬(オキシコドン、オキノーム)をやめて、別の薬に変えていくという話も、とりあえず保留となりました。緩和ケアの先生から、代替する薬の候補が上がってきていたのですが(トラマール)、湯淺先生は、

体調が悪いときに痛み止めの薬を変えると、痛みが軽減しなかったときに、その薬が効かないのか、体調が悪いせいなのか、見極めがつかなくなってしまいますからね。

とのこと。一旦保留となりました。

森先生の長期フォローアップ・予防接種外来

湯淺先生の話を聞いてがっくりしつつ森先生の診察室へ。
森先生もやはり、血液検査の結果を見て、

予防接種は延期した方がいいでしょうね。生ワクチンですからね。体調悪いときに打って、実際にその病気に感染しちゃうと困りますからね。

とのこと。おっしゃる通りです。
ということで、もう一度、3週間後に再々チャレンジすることとなりました。
とにかく感染症にかかってしまうと、このようにいろいろと予定していた治療などが遅れてしまうので、これまで以上に気をつけていきたいと思います。
今でも結構気をつけているつもりなんですけどね・・・。
最後に、よかったことを一つ。
虎の門病院の血液内科の診察室のフロア(4階)のパンフレットコーナーを何気なく見ていたら、僕の本(治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ)があるのを見つけました。
しかも、「虎の門13会」のパンフレットの隣です。「虎の門13会」は、虎の門病院で造血幹細胞移植を受けた血液がん患者の会です。僕もいつも参加している13会のパンフレットの隣というのがうれしいですね。
血液内科の看護師さんか誰かが置いてくれたのかもしれません。びっくりしたと同時にうれしかったです。
予防接種が打てずに残念でしたが、本を見つけてすごくうれしかったので、プラスマイナスしてプラスです!

★闘病記ブログランキングに参加しています。下の病名ボタンをクリックしてくださると、ランキングが上昇し、より多くのがん患者さんに僕の闘病記が届きます。よろしければクリックしてくださるとうれしく思います。4回のがんをがんを乗り越えた経験が、一人でも多くの患者さんに届きますように…

にほんブログ村 病気ブログ 白血病へ  にほんブログ村 病気ブログ 悪性リンパ腫へ  にほんブログ村 病気ブログ 脳腫瘍へ