2020年04月16日

第2の誕生日を迎えて3歳になりました/急性骨髄性白血病のさい帯血移植で思うこと

3年前の4月14日、僕は急性骨髄性白血病を治すため、さい帯血移植を受けました。

3歳のバースデーケーキ

さい帯血移植では、赤ちゃんが生まれたときのへその緒に入っている血液(さい帯血)が保管されているさい帯血バンクから、僕の白血球のタイプにマッチするさい帯血をいただきました。

注射器に入ったさい帯血

そのさい帯血を、注射(輸注)で僕の体の中に入れてもらいました。

さい帯血を輸注

こうして移植したさい帯血が、無事に僕の骨髄にたどり着いて、新しい血液を作り始めてくれたお陰で、僕は今も生きています。

僕がいただいたさい帯血は、近畿地方で2016年に生まれた女の子のものです。それ以上のことは知ることができません。

だから、僕の体の中には、今年4歳になるこの女の子と同じ血が流れています。もともとB型だった僕の血液型は、その女の子と同じA型に変わりつつあります。

移植患者さんはよく、移植日のことを、「第2の誕生日」と言います。

ドナーさんからいただいた造血幹細胞(さい帯血や骨髄)により、生まれ変わったということ。

新たに生を得たということ。

「第2の誕生日」という言葉には、そういう文字通りの意味に加え、直接伝えることはかなわない、ドナーさんへの感謝の思いが込められているのだと思います。

今年の僕の第2の誕生日は、おとといの2020年4月14日でした。
その日の晩は、家族がサプライズでお祝いしてくれました。

夕食後、洗面所に行って戻ってきたら、リビングの灯りが消えています。
ドアを開けて入ったら、ろうそくに火が灯ったケーキに出迎えられました。

ろうそくはもちろん3本です。

移植からまる3年が経ちました。

家族3人でケーキを食べたあと、みんなで西の方角に頭を下げて、近畿地方のどこかに住む4歳の女の子と、そのお母さんに、さい帯血をいただいたこと、そのお陰でいま、自分が生きていられることを、感謝しました。

来年も平穏に第2の誕生日が迎えられますように。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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