2020年06月16日

断腸の思いで禁酒を決断いたしました

先週、久しぶりに虎の門病院に行ってまいりました。

今回は血液内科にて、急性骨髄性白血病悪性リンパ腫のチェックであります。

前回、虎の門病院に行ったのが、4月上旬(やはり血液内科)でしたので、ほぼ2ヶ月ぶりでございます。

外出自粛で病院の予約も延期

この2ヶ月の間には、血液内科だけでなく消化器外科(大腸がん)や肝臓内科(食道静脈瘤)の検査や診察の予約がいろいろ入っていたのですが、先生方に連絡して、全て予約を延期してもらっていました。新型コロナウイルスの感染リスクを考えた上での適切な対応であったものと認識しております。

外出自粛中に髪がクルクルに

河原での天然パーマ

また外出自粛のため、病院だけではなく、髪を切りに行くこともできず、伸び放題にしていたところ、天然パーマで髪がクルクルになってしまいました(写真)。僕に似て天然パーマの娘は、「仲間だ!」と言いつつ、うれしそうに僕の髪を触っております(笑)。

なお平時の髪の毛はこのくらいの長さであります。

このように髪が伸び放題ではありますが、この度、美容院より先に病院に行ってきました。

ということで改めまして虎の門病院での話に戻りたいと思います。

診察前の検査

虎の門病院に着いて、最初に入り口で、新型コロナウイルスに感染していないことを確認するために検温されました。それで問題がなければ、通行証なるものを受け取り、院内に入ることができます。

まずはいつもの採血です。やはりいつもより空いていました。

そして今回は、骨密度検査も受けました。
半年に一度の移植後長期フォローアップ外来があるためです。

肝臓の数値ALTの悪化

検査の次は、いつもの血液内科の湯淺先生の診察であります。

湯淺先生の診察では、まずは血液検査の結果を見ていただきました。

血液検査結果

ずっと高めで推移している肝臓の数値のうち、今回はALT(GPT)の数値が普段よりかなり高くなっておりました。いつもは2桁台後半だったのですが、今回は3桁。正常値は10〜42です。

肝臓については、以前より肝機能障害を起こしていて、それが原因で食道静脈瘤を発症し、2月に入院して治療しております。

そういう状態でありますので、肝臓の数値は常に高めで推移してきておるのですが、しかしALTが3桁になるのは見たことがございません。湯淺先生も、「この数値は2桁におさまっていて欲しいのですが・・・」とおっしゃっています。

腎臓の数値クレアチニンも悪化

また肝臓だけでなく、腎臓の数値(クレアチニン)も高くなっておりました。1.24です。正常値は0.65〜1.07です。

クレアチニンも以前から高くなりがちで、その都度、水をたくさん飲むように言われておりました。水で腎臓のフィルターの詰まりを流すということであります。

これら肝臓、腎臓の数値を含めて、全体的に血液検査の結果を見た湯淺先生から、

「高山さん、恐らく脱水症状気味なんじゃないですかね?水、飲んでますか?」

と聞かれてしまいました。

水を1日3リットル

「最近、あまり意識して水を飲んでなかったなあ」と思いつつ、湯淺先生にお聞きしました。

「水は1日に1.5リットルから2リットルくらい飲めばいいんでしたよね?」

すると、

「いえ、2リットルから3リットルは飲んで欲しいですね!」

え!? 3リットル?!(汗

ちょっと多いような・・・。

しかし身体のためにはそんなことも言っておられません。

早速、その日から3リットルを飲むようにしております。iPhoneのアプリに記録しつつ。

前述の肝機能障害の治療には、以前飲んでいたウルソという薬を飲むという方法や、またいつも服用している薬、特に痛み止め系のリリカやトラマールの量を減らして肝臓への負担を減らすという方法もあるとのことでありました。

しかしながら、まずはもっと水を飲むのが先とのこと。水をたくさん飲むのは、腎臓だけではなく肝臓にもいいとの見解を頂戴いたしました。

恐らく、脱水状態のドロドロの血液よりも、水をたくさん飲んだあとのサラサラの血液のほうが、硬くなっている肝臓にも流れ込みやすい、ということではないかと理解しております。

がんばって毎日3リットル飲んで、次回の診察では数値が改善することを期待している次第でございます。

お酒は飲んでもいいのか?

肝臓の話のついでに、2月に食道静脈瘤で入院した時の話を湯淺先生にお聞きしてみました。

その2月の入院中には、食道静脈瘤の内視鏡治療と合せて、原因となる肝臓も、かなり精密に検査しました。エコーからはじまり、MRI、造影CTなど。

肝臓内科の入谷先生から、その検査結果の説明を受けているとき、「アルコールは飲んでもいいんでしょうか?」とお聞きしました。

すると、

「食道静脈瘤を起こすほど肝硬変が進んでいる状態ですから、肝臓の医者としては、お酒を飲んでもいいですよ、とは言えませんよね」

とのこと(涙)。

その入谷先生の話を湯淺先生にしたところ、

「入谷先生の言う通りですね。この肝臓の状態を、100人の医者が見れば、100人全員が、『お酒はやめろ』と言うと思いますよ」

とのこと(涙)。

新型コロナの感染拡大もまだ続いているので、アルコールを飲むのはやめて、アルコールは消毒用だけにしておきなさいということでしょうか。

禁酒を決断

こうした専門家の先生方のご意見を踏まえまして、この度、私は、断腸の思いで、禁酒することを決断いたしました。

【念のため、参考記事】

▼断腸の思いで49歳になりました/病歴マウンティングには要注意|オーシャンブリッジ高山のブログ

ただし、家族のお祝い事や大切な友人との集まりなど、緊急事態におきましては、この限りではございません。

そうした大変な事態の場合は、スピード感を持って、躊躇なくその解釈を変更し、口頭決裁の上、その口をもって飲酒を実行するものといたします。

(※集まりには誘ってくださいね、の意)

そして、これからのアフターコロナ、ウィズコロナの時代に、水を1日3リットル飲むという新しい生活様式により、肝臓の状態を最低でも維持、可能であれば改善させた上で、10年後の娘の二十歳の誕生日には、家族で元気に祝杯をあげることを、ここに宣言するものであります。

▼「娘が二十歳になるまでは、絶対に死なない」――みずからの目標を達成するために、患者ができること(1) | がん情報サイト「オンコロ」

▼3度のがん、娘の20歳の誕生日は家族でお祝いしたい! – START TO BE

肝腎なときにおいしく飲めないと悲しいですからね。肝臓と腎臓だけに。

それまでお酒は、自粛いたします(できるだけ)。

以上、首相官邸からほど近い虎の門から、高山がお伝えしました。

【再度、念のため、参考記事】

▼断腸の思いで49歳になりました/病歴マウンティングには要注意|オーシャンブリッジ高山のブログ

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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