2020年10月21日

医師の言葉は、何よりも効き目のあるお守り

先日ブログに書いた虎の門病院での診察のあと、病院で一ついいことがありました。

虎の門病院の旧病棟と新病棟

院内で谷口先生に声をかける

山本先生の診察のあと、たまたま院内で、血液内科部長で副院長の谷口先生を見つけました。

思わず後ろから「先生!」と声をかけてしまいました。

お会いするのは数ヶ月ぶりだったので、その間の大腸がんの手術や、食道静脈瘤の治療の経過報告をしました。

大腸がんについて

「大腸がんの手術、無事に終わりました」と言ったら、手術してくださった消化器外科部長の黒柳先生からも谷口先生にお話が伝わっていたようで、

「黒柳先生からも聞いたよ。先生は隣の部屋なんだよ」

とのこと。術後のご報告ができていないことが気になっていたので、少し安心しました。

食道静脈瘤について

続いて食道静脈瘤についても報告しました。2月の入院での処置はうまくいったものの、すでに再発してしまっていて、近々また入院が必要なことを伝えました。

すると谷口先生は、

「高山君の場合は、肝臓そのものが悪くて食道に静脈瘤ができているわけじゃなくて、移植の影響が肝臓に出ているわけだからね。肝臓がよくなっていけば、静脈瘤も再発しなくなるはずだから。」

と言った後、

「そのうち病気のほうからあきらめて、再発しなくなるよ」

とも。なるほど。

さらに、

「顔色もよくなったね。これは肝臓が悪い人の顔色じゃないから大丈夫」

とも言ってくれました。

食べると体重が増えていくことについて

さらに最近の体調のことも報告。

特に最近は、食べるとどんどん体重が増えるようになったこと、筋トレをするとちゃんと筋肉がつくようになったことをお伝えしました。

というのも、さい帯血移植後しばらくは、たくさん食べても体重が増えず、筋トレ(腕立て、腹筋、スクワット)をしても筋肉もつかない、という時期が続いていました。

「とにかく体力を戻したい」と必死だったころです。

その頃にも、偶然、病院で谷口先生にお会いしたことがありました。そのとき谷口先生は、

「体重は、忘れたころに増えてくるから大丈夫」

と言ってくれました。

それが2年ほど前のこと。そんなやりとりもあったので、今回、体重が増え、筋肉もついてきたことを報告したところ、大変喜んでくれました。そして、

「それは何よりだ。どれどれ」

と言って太腿をつかみ、

「うんうん。いいね」

と納得されていました。

さらに、

「体重も増えてきたし、それで肝臓もよくなって、食道静脈瘤も再発しなくなるよ」

とも言ってくれました。

そんな話を一通りした後、別れ際にも、

「とにかく何にしても、体重増えてきたことと、筋肉がついてきたことがよかったよ。ようやくだね。」

と繰り返し言ってくれました。

信頼する医師からのこうした言葉は、患者にとってはものすごくありがたいものです。非常に大きな安心を与えてくれます。

帰宅して、妻にこの話をしたら、

お守りとして飲んでいたベスタチンはやめて手放したけど、その代わりに、もっと効き目のあるお守りをもらったね」

と言ってくれました。

「医師の言葉は、何よりも効き目のあるお守り」

ということを実感しました。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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