2020年10月17日

減薬で肝臓と腎臓を回復させる作戦

久しぶりのブログ更新です。前回投稿した記事は8月31日の日付でしたので、一月半ぶりになります。

ということで先週、久しぶりに虎の門病院に行ってきました。急性骨髄性白血病の定期検査・診察です。

血液検査結果20201009

以前より書いていますが、僕はこれまでのがん治療、特に急性骨髄性白血病さい帯血移植治療の影響で、肝機能と腎機能に障害が出ています。

以下参考記事2つ。

▼自分の肝臓はあと何年持つのか?/造血幹細胞移植後の肝機能障害|オーシャンブリッジ高山のブログ

▼このままクレアチニンが上昇し続けると腎臓はどうなるのか?|オーシャンブリッジ高山のブログ

今回、その肝機能と腎機能の回復の観点から、服用している薬を見直し、減らせる薬は減らすこととなりました。

山本先生の診察にて血液検査の結果を確認

山本先生の診察では、いつものように血液検査の結果を確認。

やはりここ最近の傾向の通り、肝臓の数値も腎臓の数値も高いままでした。

<肝臓>
(数値は前々回→前回→今回)

・AST:72→65→68
・ALT:131→111→103

<腎臓>

・クレアチニン:1.27→1.25→1.29

肝臓については、ALTが若干改善傾向です。

以前、湯淺先生からは、「せめて2桁にはおさまっていて欲しい」と言われていました。

今回、ALTは減少傾向で103ということで、もう少しで2桁です。

とはいえ、依然として基準値のダブルスコア以上です。ASTも同様です。(基準値はASTは30以下、ALTは42以下)

腎臓のクレアチニンについても、高いまま安定してしまっています。以前は高いときでも1.0xとか1.1xとかだったのですが。(基準値は1.07以下)。

今も、水を1日に2リットル以上飲んでいるんですが、なかなか以前のようにはクレアチニンは下がりません。

さらに今回はなぜか、カルシウムとカリウムの数値も高くなっていました。

これらの数値にアラートがつくのは初めてのことです。

これらの結果を受けて、以前から気になっていた、肝臓や腎臓に対する薬の影響、つまり、薬を減らすことについて、先生に相談しました。

これまで飲んでいた11種類の薬

これまでは日常的に、つまり定期的に飲んでいる薬は、以下の11種類ありました。

●帯状疱疹後神経痛関連: トラマール(非麻薬系オピオイド鎮痛薬)、★リリカ(神経障害性疼痛治療薬)、サインバルタ(抗うつ薬→睡眠時の疼痛軽減)、ブロチゾラム(睡眠導入剤→痛みで目が覚めにくいないように)

●感染予防: ★ダイフェン(カビによるニューモシスチス肺炎(カリニ肺炎)の予防)、アシクロビル(抗ヘルペス薬(帯状疱疹予防)

●白血病再発予防: ★ベスタチン(免疫賦活剤)

●大腸がん関連: ミヤBM(整腸剤)

●その他: ラベプラゾール(胃薬)、フェブリク(腎機能低下による尿酸値の上昇を抑制)、★エディロール(移植後に低下する骨密度の増加)

この中で★の薬を減薬しました。

帯状疱疹後神経痛関連のリリカとサインバルタ

まず帯状疱疹後神経痛関連の薬について。

帯状疱疹後神経痛については、発症からもう7年経ちましたが、依然として毎日激痛に悩まされています。この痛みのコントロール、特に夜間に激痛で目が覚めてしまうことに対応するため、複数の薬を使っています。

ただ、リリカについては、7年前に使い始めた時から、その効果が実感できていません。飲み始めたころ、勝手にやめたら痛みが強くなったことがあり、「ということは効いているのかなあ」と思ったことがあるという感じです。

そしてしばらく前に、夜中に痛みで目が覚めるのをなんとかできないかと湯淺先生に相談した際に、リリカをほぼ上限まで増量していました。朝2カプセル、夜4カプセルです。

これを、今後は朝2カプセル、夜3カプセルに減らすことにしました。一気に減らすと痛みが強くなる可能性があるため、まずは夜を1カプセル減薬しました。

これからさらにリリカを減らしていけば、肝臓への負担がかなり減らせるのではと期待しています。

同じく帯状疱疹後神経痛関連では、サインバルタも、あまり効果が実感できていません。もともとは抗うつ薬ですが、それを睡眠中の疼痛を抑える目的で使っています。

しかし、リリカの減量と同時にサインバルタも中止するのは、やはり痛みが増強する可能性があるため、今回は保留としました。

肺炎予防のダイフェン

続いて、ダイフェンをやめることにしました。これも7年前の悪性リンパ腫・急性リンパ性白血病の治療後から飲んでいます。治療により免疫力が下がっているため、カビによる肺炎を予防するために飲んでいます。

これはしばらく前に、週3回から2回に減らしていたんですが、今回、中止することになりました。もうさい帯血移植からも3年半経ち、ある程度、免疫力も回復してきているはずだという判断です。

これで肝臓や腎臓への負担が少し軽くなることを期待します。

白血病再発予防のベスタチン

白血病の再発予防のために、免疫賦活剤のベスタチンを飲んでいましたが、これも中止することになりました。これは以前下記の記事で書いたように、移植から3年経ち、再発率が大きく下がるまでは飲もうと湯淺先生と話していた薬です。

今回、もう移植から3年半経ったこともあり、区切りとしてやめることにしました。

もともと、再発予防の効果のエビデンスはなく、お守りのようなつもりで飲んでいた薬でした。以下参考記事。

▼睡眠導入剤のブロチゾラム(レンドルミン)とゾルピデム(マイスリー)の合わせ技/ベスタチンのGVHD|オーシャンブリッジ高山のブログ

ベスタチンをやめることで、肝臓や腎臓への負担が少し軽減されるはずです。

移植から3年半経ったこともあり、今回はやめるのにはいいタイミングだったと思います。

骨密度を上げるエディロール

造血幹細胞移植を受けると、骨密度が下がり、骨粗しょう症になりやすくなってしまいます。骨折しやすくなるわけです。そのため、定期的に骨密度検査を受けています。以下参考記事。

▼骨粗しょう症にはまだ早い/入院病棟の読者さん|オーシャンブリッジ高山のブログ

しかし今回、血液検査でカルシウムの数値が高かったこともあり、エディロールは一旦お休みすることになりました。

今後の骨密度検査と血液検査の結果を見ながら、再開するかどうかを先生と検討することになります。

減薬の効果に期待

今回の減薬の効果は、今後の定期的な血液検査で見ていくことになります。目に見える検査結果として、効果が現れてくれることを期待します。

ただ、今回減薬したとは言え、それでもまだたくさんの薬を飲んでいます。

特に帯状疱疹後神経痛のコントロールのためのトラマールは、1日6錠前後飲んでいます。

こうした痛み止めのように、QOLのために、どうしてもやめられない薬もあります。

そうした薬にも助けられて、僕の毎日の生活は成り立っています。

だから薬にも感謝しないといけませんね。

改めて、ありがとう。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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