2021年01月16日

食道静脈瘤の治療後の経過(EVL)と肝生検の結果

先日、虎の門病院に行ってきました。

食道静脈瘤の内視鏡写真(ぼかし)

※以下、ぼかしの入っていない画像が含まれています。若干グロテスクなのでご注意ください。

今回の診察の目的

今回の診察の目的は2つ。

1つ目は、先月の入院中に受けた食道静脈瘤の治療(食道静脈瘤結紮術/EVL)の結果説明。

2つ目は、やはり先月の入院中に受けた、肝臓の生検の結果、つまり採取した組織の病理検査の結果の説明です。

食道静脈瘤の治療の結果

まず1つ目の、食道静脈瘤の治療の結果説明です。

内視鏡検査の写真を元に、主治医である肝臓内科の入谷先生に説明していただきました。

処置中の内視鏡写真

先月の入院中に受けたのは、食道静脈瘤結紮術(EVL)という処置です。

内視鏡(胃カメラ)で食道を見ながら、静脈にできたこぶ(瘤)を、輪ゴムのような器具でしばって留め、壊死させるというものです。

下の写真が、そのEVLの処置中に撮影した写真です。

食道静脈瘤治療後1

盛り上がった静脈瘤の根元のあたりに、水色の輪っかがはまっています。

先月の治療では、この写真の箇所を含め、全部で7箇所の食道静脈瘤に輪っかをかけた(EVLの処置をした)とのことです。

処置から1週間後の内視鏡写真

下の写真は、処置から1週間後の内視鏡写真です。

食道静脈瘤治療後2

水色の輪がかけられた静脈瘤が、壊死して白くなってきています。

最後に下の写真。これも同じく1週間後の写真です。上の写真とは別の場所です。

こちらの写真に写っている4箇所は、すでに静脈瘤が壊死して、輪っかと一緒に脱落し、その脱落した跡が白く潰瘍になっています。この潰瘍はいずれ治ります。

食道静脈瘤治療後3

今後の見通し

入谷先生によると、今回の治療で、処置すべき箇所(7箇所)は全てしっかり処置ができたため、これでしばらくは再発はないのでは、とのこと。入谷先生はかなり自信がある様子でした。その様子を見て大変安心しました。

食道静脈瘤の治療は、EISもEVLも基本的には対症療法です。つまり静脈瘤ができる原因である肝機能障害を治しているわけではないため、どうしても食道静脈瘤は再発してしまいます。それでも3〜4回ほど処置をすれば、徐々に再発しなくなってくるとのことです。

僕の場合、昨年の2月に続き、先月で2回目の処置でした。ということは、通常はあと1〜2回ほど処置を受けることになるのかもしれません。

でも正直なところ、入院治療はもうたくさんです。

今回の処置は入谷先生も自信の出来だったようですし、このまま再発せずに治まってくれれば、と淡い期待を抱いています。

肝臓の生検の結果

続いて、診察のもう一つの目的である、肝臓の生検の結果の説明について。

肝臓については、昨年2月の入院時に受けたCT検査で、肝臓がんの疑いが浮上し、その入院中に造影CT、造影MRI、エコーで肝臓を検査していました。

これらの検査による画像診断では、悪性腫瘍(がん)ではなく、恐らく「結節性過形成」という良性腫瘍であろうという結論になりました。

▼退院しました:食道静脈瘤の治療と、肝臓がんの可能性|オーシャンブリッジ高山のブログ

しかし、はっきりした結論を得るには、画像診断だけではなく、疑わしい組織を採取して病理検査を行う必要があります。生検ですね。

今回の入院中に、食道静脈瘤の治療だけではなく、その生検も受けて、肝臓の状態をはっきりさせた方がいいということになり、生検を受けました

もし病理検査の結果が悪性であれば、肝臓がんの治療に入らねばなりません。良性であれば、とりあえず安心できます。

今回の診察で、その病理検査の結果を聞いてきました。

結果は、良性でした。

具体的には、「結節性再生性過形成(NRH)」という良性腫瘍とのことでした。

生検時のエコーを見て、入谷先生たちが見立てた通りでした。

特に治療は必要なく、定期的にMRIやCTなどの検査で経過観察していけばよいようです。ひと安心です。

さすがに5回目のがんは勘弁して欲しいです。もう昨年の大腸がんで、がんは打ち止めです。

ということで、今回の診察は、食道静脈瘤の治療結果も、肝臓の生検の結果も、安心できるものでした。ああよかった。

健康なみなさん、どうかその健康を長く維持してくださいね。
闘病中のみなさん、ともに一つ一つ乗り越えていきましょうね。

最後になりましたが、今年もよろしくお願いします。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

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