2021年01月30日

CT検査報告書/細かい検査の先にあるもの

先日、また虎の門病院に行ってきました。
消化器外科の診察で、大腸がんの定期検査の結果の確認です。

肝臓のCT検査の報告書
CT検査報告書

前週に受けたCT検査

この診察のちょうど1週間前にも虎の門病院に行って、造影剤を使ったCT検査を受けてきました。胸部〜骨盤部まで、つまり首から下の胴体全部のCTです。

このCTは、下記のそれぞれの診療科で以下の目的で使われます。

●消化器外科:大腸がんの再発や転移のチェック

●肝臓内科:食道静脈瘤の再発チェック、肝臓の良性腫瘍(NRH)のチェック

この日は消化器外科の平松先生の診察だったため、主に大腸がんの再発や転移がないかの観点で見ていただきました。

診察の内容

平松先生の診察では、「CT検査報告書」とCTの画像を見ながら検査結果を説明していただきました。

「CT検査報告書」には、放射線診断科の専門の先生が読影した結果が書かれています。

結論としては、大腸がんは再発も転移もなし。
また肝臓の病変については、CTの所見も、先日の生検の病理検査の結果と同じく、NRHという良性腫瘍とのことでした。

つまり、全く問題なし、ということですね。
今回もまた、安心しました。

「CT検査報告書」の内容

CT検査報告書の結論部分は、

直腸がん術後、明らかな再発、転移なし。
肝腫瘤は門脈圧亢進症に伴うNRHとしてcompatible(矛盾しない)。新出肝病変は指摘できず。

と簡潔にまとめられていますが、それに至るまでに、過去の他の病歴やの治療歴を一通り踏まえた所見がしっかり説明されていて、少し驚きました。

肝臓については、

特発性門脈圧亢進症に類似。 (Bリンパ芽球性リンパ腫に対し治療後、治療関連急性骨髄性白血病に対し臍帯血移植後とのこと。門脈圧亢進症の原因はGVHD?)

とあり、8年前の悪性リンパ腫の化学療法、4年前の急性骨髄性白血病さい帯血移植を踏まえて画像診断をしてくれています。

なお引用箇所冒頭の「門脈圧亢進症」は、食道静脈瘤の原因です。

また食道静脈瘤についても、

食道壁は厚い(EIS後)。

とあり、昨年2月のEIS(食道静脈瘤硬化療法)を踏まえています。

さらに肺についても、

肺転移を疑う病変を認めない。胸水なし。

と、大腸がんの肺転移がないことを確認してくれています。

そして、8年前に悪性リンパ腫ができた仙骨部(背骨の一番下のお尻の骨)についても、

仙骨左側の硬化は仙骨病変のあった部位に対応する。

ときちんと見てくれています。そこまで見ているのか!と驚いた次第です。

細かい検査の先にあるもの

今月は虎の門病院に行くことが多く(昨日も行ってきました)、コロナ禍で行き来だけでも大変なのですが、でもこうして定期的にしっかり検査して、細かく臓器をチェックしていけば、仮に今後またがんを含めた大きな病気になることがあっても、かなり早期に見つけてすばやく治療に入ることができるはずです。

首から下の胸やお腹の臓器等については、今回のようなCTやMRI、内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)などで、虎の門病院で定期的(3ヶ月ごと、6ヶ月ごと)に検査していきます。

首から上、つまり脳については、女子医大で3ヶ月ごとにMRIで検査していきます。

こうして定期的に細かく体をチェックしていくことが、10年後の、「娘の二十歳の誕生日を家族3人でおいしいお酒で乾杯してお祝いする」という目標につながっているのだと考えています。

そして、娘が成人したその次は、娘が結婚し、孫が生まれて、孫の成長を見守るところまで、長生きしていくつもりです。

まだまだ先は長いので、それぞれの先生たちとしっかりコミュニケーションをとりつつ、自分でできること(禁酒飲水など)もしっかり実行しつつ、臓器をこれ以上壊さないように大切に長く使って、まずは10年、そしてその後も生きていきたいと思います。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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