2022年05月02日

白血病のさい帯血移植から5年。5度目の第2の誕生日。

4月14日は、5度目の第2の誕生日でした。

5度目の第2の誕生日のケーキ

5年前、2017年の4月14日に、僕は急性骨髄性白血病を治すためにさい帯血移植を受けました。

移植と第2の誕生日

白血病や悪性リンパ腫などの血液がんの患者にとって、移植(骨髄移植やさい帯血移植などの造血幹細胞移植)を受けた日は、第2の誕生日と言われます。

造血幹細胞移植治療では、まず大量の抗がん剤を使って、自分の体内の骨髄(血液を造る工場)と、全身の血液中の血球(赤血球、白血球、血小板)、そして白血病細胞(がん細胞)を破壊します。(以上を前処置と言います)。

その後、ドナーさんからいただいた造血幹細胞を点滴(輸注)で移植します。骨髄移植の場合は、ドナーさんの骨髄から採取した造血幹細胞を移植します。さい帯血移植の場合は、赤ちゃんが生まれるときのへその緒から採取したさい帯血を移植します。さい帯血には造血幹細胞がたくさん含まれています。

移植から2〜3週間経つと、自分の骨髄に、移植したドナーさんの造血幹細胞が根付いて、新しい血球を造り始めます。これを生着と言います。移植患者の最初の目標地点です。

新しく作り出された血液中の血球は、ドナーさんからいただいた造血幹細胞が作り出したものです。

自分自身が生まれたときから持っていた骨髄は、前処置で全て破壊されていますので、移植、生着後は、もともとの自分の血液(血球)とは異なる、ドナーさんの血液(血球)が、自分の体内をめぐることになります。

全身の血液が全てドナーさんのものに置き換わるわけですね。

ある意味で、生まれ変わったようなものです。

だから、「第2の誕生日」。

実際、血液型もドナーさんのものに変わるのです。

僕はB型からA型に変わりました。

感謝の気持ち

さい帯血移植を受けていなければ、僕は今、生きていません。さい帯血ドナーさんのお陰で、自分は今、生きています。

そして、さい帯血移植をしてくれた虎の門病院の先生たち、看護師さんたち、移植コーディネーターさん、その他医療スタッフのみなさんのお陰で、自分は今、生きています。

さらに、長く苦しい治療を支えてくれた家族、応援してくれた友人・知人、その他たくさんの人たちのお陰で、自分は今、生きています。


今年の第2の誕生日も、家族がケーキでお祝いしてくれました。

そしてその日、近畿地方のどこかにいる6歳の女の子とそのお母さんに、さい帯血を分けていただいたことへの感謝の気持ちを送りました。

西の方角に、頭を下げて。


さい帯血を分けていただいた僕は、こうして元気に生きています。
家族と幸せな生活を送っています。

そのことへの感謝の気持ちは、とても言葉で表現することはできませんし、
言葉にできたとしても、伝える手段もありません。

だから今年も、せめてこうして、インターネットの片隅に書き留めておこうと思います。

さい帯血を分けていただき、本当にありがとうございました。


【昨年の記事】▼さい帯血移植から4年が経過。今年も第2の誕生日に思うこと|オーシャンブリッジ高山のブログ

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や治療に関するご相談はメールでもSNSでも一切お受けしておりません。仮に質問などをお送りいただいてもご返事できかねます。私もあくまで一患者であり医療関係者ではありませんのでその点ご理解ください。

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