2012年03月26日

プロブロガー本出版記念オフ会で、体験を共有することの価値を実感

ネタフルのコグレさんと和洋風◎のするぷさんとの共著による「必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意」の出版記念オフ会に、先日参加してきました。

会場は100人ものブロガーで大賑わい。このオフ会は、参加者全員がブロガーでした。

会場では、普段から仲良くさせていただいている方、久しぶりにお会いする方、いつもブログやTwitter等で拝見していながらお会いするのは初めての方、そして全く初めてお会いする方など、いろいろな方にお会いしました。

そして多くの方から、僕がブログに残している病気(悪性脳腫瘍・グリオーマ)の記録について感想をいただきました。いろいろな方が、本当にいろいろな視点で僕のブログを読んでくださっていることが分かり、驚きました。

ご自身が以前経験された腕の腫瘍摘出手術と、その後の再発の恐怖を思い出しながら、僕の治療の経緯を読んでくださっている方。

ご自身が以前経験された目の手術と、その後の視覚障害の経験を思い出しながら、僕の視覚障害の記事を読んでくださっている方。

ご自身のお母様に最近がんが見つかり、今後のがん治療の概要をつかむために、僕の治療の経緯を読んでくださっている方。

僕が参加しなくても社員みんなで来期の事業計画を議論しているオーシャンブリッジの様子を見て、喜んでくださる方。

ご自身のお子様の小さい頃の姿と重ね合わせて、僕の娘の成長を自分の子のことのように喜んでくださる方。

みなさんが本当に様々な視点でブログを読んでくださっていることに驚きました。そして中でも、仲良くさせていただいているあるブロガーの方のお話が、強く心に残りました。

彼は、幼い頃にお母様を突然亡くされています。でも自分はあまりにも小さかったために、お母様の思い出は全くありません。彼にとっては、お母さんがいないのが当たり前です。周りの人からは「お母さんがいなくてかわいそうね」「寂しいわね」と言われますが、いないのが当たり前だから、寂しくもありません。寂しいと思えない自分には何か欠陥があるのでは、とまで思ってしまったこともあったそうです。

そんな彼が、僕にこう言いました。

高山さんが娘さんのことを書いているブログを読んで、僕の母親も生前は、高山さんが娘さんを見守るような目で僕のことを見てくれていたのかな、と想像しています。

そんな風に読んでくださっている方がいるとは思っていなかったため、驚きました。僕の視点を、幼い頃に亡くしたお母様の視点に投影し、それによってお母様を理解しようとされているのです。

僕がブログに病気のことを書いているのは、他の患者さんやそのご家族のお役に立てばと思ったことが大きな理由の一つです。自分の病気(悪性脳腫瘍/グリオーマ)が見つかる前後の経緯や、病院選び悪性のグリオーマは治療成績の病院間格差が大きい)、手術放射線治療・抗がん剤治療の内容、術後の後遺症(視覚障害)とそのリハビリ等について、自分の体験やその中で考えたこと、感じたことなどをブログに記すことで、同じ病気の患者さんやそのご家族のお役に立てばと思って書いています。

実際、他の病院で「手術はできない」と言われながら、このブログがきっかけとなって東京女子医大病院に転院して、手術を受けられ、先日無事に退院された患者さんもいます。毎日病室のベッドの上でこのブログを読んでくださっている患者さんもいるそうです。こうしたお話を耳にするようになり、このブログが多少なりとも他の患者さんのお役に立てていることを、少しずつ実感しています。

でも、ブログの影響はそれだけではありませんでした。病気という生死に関わる体験をし、それを通じて考えたことや感じたことを、社会復帰後の日常(会社経営や子育て等)と合わせてブログに記録し共有することで、患者さんではない一般の読者の方も、いろいろな思いで読んでくださることが分かりました。僕の体験を自分自身に引き寄せて、生や死に関わる自らの体験を思い出しながら。

そしてみなさんの本当に様々な視点からの感想をお聞きすることで、僕自身も、自分の体験を改めて客観的な視点で捉え直すことができると気付きました。これから娘のことを書く時には必ず、前述のブロガーさんの視点を思い出すことと思います。「彼ならこのブログ記事をどう読むだろう?」と。

ブロガーが100人も集まったこのオフ会に参加して、いろいろな方にお会いして、このようにブログで体験を共有することの価値を改めて実感しました。ブログの影響力という点では、このオフ会の主催者でありプロブロガー本の著者であるコグレさんの[N]ネタフルやするぷさんの和洋風◎にはとてもとても及びません。でも読んでくださっている方がいる限りは、僕も自分のブログを責任を持って書き続けていきたい、そう思った夜でした。

コグレさん、するぷさん、素敵な夜をありがとうございました。
そして改めて、出版おめでとうございます。

<主催者・共著者のお二人の関連ブログ記事>

▼[N] プロブロガー本発売記念オフ、無事に終了しました!

▼ブロガーが100人集結!ネタフル × 和洋風◎のプロブロガー本の出版記念オフ会無事終了しました! #プロブロガー | 和洋風◎


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著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
高山の著書 「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」
2016年9月8日 幻冬舎より発売

プロフィール

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校→早稲田大学 政経学部→アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ→Web関連ベンチャー→(株)オーシャンブリッジ設立・代表取締役社長就任→現在、同社代表取締役会長。横浜市綱島在住。趣味はおりがみ。2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)摘出手術を受けました。2013年5月から白血病・悪性リンパ腫の治療を受け、現在維持療法中です。帯状疱疹後神経痛も。

詳しいプロフィール(コーポレートサイトへ)

メール: nori.tkym[at]gmail.com

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