2016年03月09日

脳腫瘍手術から5年越しの念願、家族でハワイ旅行/退院したらやりたいことリスト

先日、家族でハワイ旅行に行ってきました。

At Waikiki beach

五年前、2011年7月に脳腫瘍の手術を受けた後、病室のベッドの上で「退院したらやりたいこと」をよく考えていました。その一つが、家族三人でハワイ旅行に行くことでした。その日のことを夢想しながら、iPadでハワイの写真を眺めて、入院中の時間を過ごしていました。

「個室を選んで差額ベッド代を払うくらいなら、大部屋にいてその金額を貯めておいて、ハワイ旅行に回したほうがいいよ」とお見舞いに来てくれた友人に話したこともあります。

その後、白血病・悪性リンパ腫の闘病を含め、いろいろなことがありました。今も続いている抗がん剤治療の影響もあって、体調は不安定で、体力も思ったようには戻りません。体力的にも、また精神的にも、なかなか出かけられるような状態になりませんでした。でも今回、手術から五年越しで、ようやく念願を達成できました。

At Waikiki beach

娘にとっては初めてのハワイです。僕と家内にとっては、オーシャンブリッジ社長の持木君の結婚式以来、三回目となるハワイです。

At Waikiki beach

旅行の前は、「旅行に行っても、行くだけで疲れてしまって、ずっと部屋で寝ていることになってしまうのではないか」「旅行中に体調を崩して向こうで病院にかかるようなことになったら、身体面はもちろん費用面でも大変」「フライト中に気圧の変化や疲労で、穴の空いた脳帯状疱疹後神経痛に何か影響しないか」など、身体面でいろいろと心配もありました。

At Waikiki beach

そのため旅行前は、できるだけ体力をつけようとウォーキングの機会を増やしたり、主治医の先生たちにいろいろ相談したり(維持療法の抗がん剤を中断するなど)と、フライトやホテルの手配以外にも、身体面でも準備をしていました。

At Waikiki beach

でも実際に行ってみると、温暖な気候もあってか、体調には(ほとんど)問題はありませんでした。疲労に耐えうる体力もついてきたようで、ビーチやプール、ショッピングやレストランなどを含め、常に家族と一緒に行動できました。

At Waikiki beach

今回はレンタカーを借りなかったため(視覚障害のため車を運転できない)、基本的には徒歩(一部UBER)で出かけていたのですが、歩き疲れて僕だけ一人で部屋で寝ているようなことは一切ありませんでした。

At Waikiki beach

体力的にも体調的にも精神的にも、自信につながりました。そして家族も、僕の体力の回復ぶりを見て喜んでくれました。ここ数ヶ月で本当に回復したと思います。そしてハワイでの日々で、いっそう回復しました。

At Waikiki beach

家内と娘には、脳腫瘍白血病・悪性リンパ腫と、二回のがん闘病で、本当に心配をかけました。今でも負担をかけています。その二人が、青空の下、青い海の中で、笑顔を爆発させて、大きな笑い声をあげて、楽しそうに仲良く遊んでいるのを見て、本当に幸せな気持ちになりました。

これがまさに、僕が女子医大病院の病室で思い描いていた「退院したらやりたいこと」でした。

At Waikiki beach

このブログを読んでくださっている方の中には、実際にいま現在、がん闘病中の方もいらっしゃいます。ご家族ががんの告知を受けたという方もいらっしゃいます。

そうしたみなさんに、悪性脳腫瘍の手術を受けても、白血病・悪性リンパ腫の7ヶ月の入院での抗がん剤治療を受けても、こうして家族と海外旅行に出かけられるほどに回復している患者もいるということを知っていただければという思いもあって、この記事を書いています。5年生存率が25%でも、40%でも、生きることを選択し、治療を乗り越え、実際に生き残っている人間もいるのです。

がんは、もはや治らない病気ではありません。希望を持って生きていきましょう。

P.S. この記事中の写真は、一枚目以外は全てiPhone 6で撮影しました。一枚目はFUJIFILM X-T10/XF18-55mmです。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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