2016年03月15日

娘の6歳の誕生日で目標まであと14年へとカウントダウン

昨日、2016年3月14日は娘の6歳の誕生日でした。

6歳のハッピーバースデー

娘の希望や家内の仕事の都合もあり、前日はお出かけしてお祝いし、当日は自宅でお祝いしました。

6歳のハッピーバースデー

5年前、悪性脳腫瘍が見つかったときに、人生の目標を「娘の二十歳の誕生日に、娘と家内と三人でおいしいお酒で乾杯する」ことに決めました

6歳のハッピーバースデー

当時は娘はまだ1歳でした。かわいい娘がこれからもっとかわいく成長していく姿をどうしても見たい。あと19年、なんとしても生きたい。心の底からそう思いました。その意志が、悪性脳腫瘍と、そしてその2年後の白血病・悪性リンパ腫との闘いの基盤となりました。

あれから5年経ち、1歳だった娘も6歳になりました。来月から小学生です。これを言うといつも娘に怒られますが(笑)、本当に「あっという間」ですね。

そして、最初は「あと19年」だった僕の目標も、「あと14年」となりました。早いものです。

6歳のハッピーバースデー

毎年、娘の誕生日を迎え、自分の中でこの目標達成までのカウントダウンを行うと、目標まで着実に一歩一歩近づいていることをリアルに実感できます。

今回も、病気が見つかった当時のことを思い出し、「あと19年とあと14年ではぜんぜん違うなあ」とうれしくなりました。だって、当初目標の4分の1以上がすでに経過したわけですから。

6歳のハッピーバースデー

一年前の記事(バルバッコア・グリルでのお祝い)にも同じようなことを書きましたが、娘が生まれてからのこの6年でも、2回の病気を含め、いろいろなことがありました。治療はまだ続いていますが(白血病・悪性リンパ腫の維持療法)、最近はようやく海外旅行に出かけられるまでに体力も回復してきました。数ヶ月前の自分の状態を考えると信じられません。

以前よりも動けるようになった分、旅行を含めて遠くまで出かけたり、取材や打ち合わせなどで人とお会いしたりする機会が以前よりも増えています。それはそれでうれしいことなのですが、そのときがんばった疲れが、後からいろいろなかたちで出てきてしまいます。例えば視覚障害がひどくなって、視野の左下だけではなく中心部も見えにくくなったり、帯状疱疹後神経痛の痛みが強くなったりします。飲んでいる薬の影響もあるのか、めまいやふらつきが起きたりもします。

特に人と会って長い時間話をすると、相手の話を聞いて理解し、それを自分の経験と関連させて何を伝えたいかを考え、その考えを一連の話として組み立てて分かりやすい言葉で表現する、という複雑な処理のために、脳に負担がかかるようで、その後、視覚障害がひどくなりがちです。外を歩いているときに急に前が見えにくくなると危ないので、改めて気をつけなければ、と思っています。

6歳のハッピーバースデー

そういう意味で、一日一日をなんとか精一杯生きているという状況は退院当初と同じなのですが、その一日の中身の充実度合いは違います。あの頃の「ただとにかく生きている」という状態ではなく、いろいろと「活動」しているわけですから。

こうして精一杯の一日一日を積み重ねていった先に、娘の二十歳の誕生日があります。

6歳のハッピーバースデー

6歳になったばかりの娘は、今朝、「早く大人になりたいなあ!」なんて言っていました。

僕も「そうだなあ、早く二十歳の誕生日の乾杯をしたいなあ」と思いつつ、その一方で「ゆっくり大きくなればいいよ」とも思います。

だって、娘が成長していく過程をしっかり見守りながら、一緒の時間を楽しんでいきたいですから。

「あっという間」に過ぎ去ってしまうには、あまりにももったいない時間です。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や治療に関するご相談はお受けしておりません。

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