2019年08月12日

脳腫瘍の開頭手術/白血病の造血幹細胞移植を受けても海外旅行はできるのか?

夏休みですね。

先日、家族で海外旅行に行ってきました。

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去年と同じように、南の島でゆっくりしてきました。

残念ながら終盤に風邪をひいてしまい、最後の数日は意に反してホテルのベッドでゆっくりせざるを得ない状況に陥ってしまいました。

「無事に飛行機に乗って日本に帰ることができるだろうか」

と不安になったのですが、こういう場合のために持参した抗生剤の効果もあってか、なんとか最終日に多少持ち直し、家に帰ってくることができました。

旅行中、外に出るときは、もちろん顔には日焼け止めを塗り、Tシャツの上にはUVカットのパーカーを羽織り、サングラスをかけて、日焼けしないようにしていました。昨年の虎の門13会でみなさんにいただいたアドバイスを参考にしています。

脳腫瘍で開頭手術をしても飛行機に乗れるのか?

僕は8年前に脳腫瘍(グリオーマ)で入院したとき、手術前に看護師さんに、

「開頭手術をしても、飛行機に乗れるようになるのでしょうか?」

と質問したことがあります。

一度頭を開けて手術をしてしまうと、気圧の変化の大きな飛行機の国際線には乗れなくなり、海外旅行ができなくなるのではと思ったからです。

でも、看護師さんの答えは、「大丈夫ですよ」とのことでした。

確かに考えてみると、手術を終えるときには、頭蓋骨を元の位置に戻して固定するのはもちろん、脳を覆っている膜も、表面の皮膚も縫合し、密封状態に戻しているので、気圧の変化は余り問題にならないはずですよね。

実際、僕も脳腫瘍の手術後に何回も飛行機に乗っています。国内線も国内線も。

ただ、

「最初は国内線から始めて、徐々に距離を伸ばしていったほうがいいですよ」

と先生からアドバイスいただいたことを覚えています。

▼夏休みで宮崎へ/開頭手術後初の飛行機搭乗|オーシャンブリッジ高山のブログ

白血病で造血幹細胞移植をしても海外旅行に行けるのか?

また、2年前に、急性骨髄性白血病になって造血幹細胞移植(さい帯血移植)を受けた際は、病気になったことで、予定していた家族との海外旅行をキャンセルしてしまっていました。

そのため、厳しい移植治療を乗り越え、体力回復に努める上で、今度こそ家族で海外旅行に行くという目標を立てました。

その結果、移植から1年3ヶ月後の昨年夏、実際に海外旅行に行くことができました。

▼さい帯血移植後はじめての海外旅行で家族との約束を果たす|オーシャンブリッジ高山のブログ

治療前は、「移植すると、元の自分を取り戻すまでには3年かかった」という患者さんの話を耳にしたりもしていました。

だから当初は、体調面、体力面、そして気力の面で負担の大きな海外旅行に行けるような状態に、いつになったら戻れるのか、というのはなかなか見通せませんでした。

でも実際、昨年行くことができました。

その一方で、昨年は帰国後に高熱を出しました。

▼帰国直後の高熱/移植したさい帯血が白血病を抑え込む/医師の観察眼|オーシャンブリッジ高山のブログ

また今年は旅行中に風邪をひきました。

やはり身体にはかなり無理を強いているということだと思います。

でもその無理を押してでも行く価値があると、家族の楽しそうな笑顔を見て思います。

脳腫瘍患者さん、白血病患者さんに伝えたいこと

僕は脳腫瘍の手術で、視野の左下4分の1を失いました。

白血病の移植治療で失った体力はなかなか戻りません。

それでも、家族と海外旅行に行くことができています。

負担の大きい治療では、命と引き換えに、あきらめなければならないものもあるかもしれません。

でも、治療を経て、多少、以前のようにはいかないことが残ったとしても、それも自分です。

治療前と全く同じ身体でなくても、自分自身であることには変わりありませんし、その自分自身にできることはまだたくさんあります。

治療前の自分と全く同じようにできる必要は、必ずしもありませんからね。

ありのままの自分を受け入れて、一歩ずつ前に進んで行こうと、改めて思っています。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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