発熱時の診察の段取りと、娘の涙

先週、虎の門病院に行ってきました。
急性骨髄性白血病の定期検査と診察です。
前回の診察からは3週間ぶりです。
胸のレントゲン
(この日のレントゲン写真)


実はこの診察の数日前から、ずっと発熱が続いていました。
熱は高いときで37.7度。
発熱したときのために出してもらっていた解熱剤のカロナールでしのぎつつ、熱が下がるのが先か、診察日が先か、と日々を過ごしているうちに、診察が先にやってきたという感じでした。
そういう状況だったため、診察日の朝に虎の門病院に電話して、湯淺先生につないでいただいて、こちらの状況を先にお伝えしました。
発熱のため、いつもの診察とは必要な検査などが変わってきます。採血の本数から変わってきます。そのため事前にお伝えしておかないと、病院についてからいろいろと時間がかかってしまいます。
ということでフラフラしながら病院に着いて、外来受付から湯淺先生に電話してもらい、先生の指示で、採血室でも診察室でもなく、処置室に案内されました。
処置室では看護師さんから「横になりますか?」と聞かれたので二つ返事でお願いしました。
その時点で既に湯淺先生からは血液培養検査を含めた採血、点滴のラインの確保、胸のレントゲン検査のオーダーが入っていました。
ベッドに横になったまま、血液培養検査のため、両腕から採血され(失敗1回含む)、点滴のラインが確保されました(手首あたり。結構痛い…)。
そして歩いて胸のレントゲンに。
移植後は、発熱して病院に行くと、必ず胸のレントゲンを撮ります。免疫力が低い移植患者にとって、一番怖いのは感染症です。特に肺炎を起こすと、場合によっては命に関わります。
そういえば、新病棟になってからレントゲン検査を受けたのは初めてでした。
撮影後、処置室のベッドに戻り、点滴開始。抗生剤です。朝の電話で湯淺先生には、いつからどのような症状が出ているのかということ、そして家族も前から少し風邪をひいていたことを伝えてあったため、抗生剤のあたりをつけてくれていたようです。
熱もあったためか、ベッドの上では眠ってしまいました。
・・・
どれくらい眠ったのか、気づくと湯淺先生がベッドサイドに来ていました。
湯淺先生が説明してくれました。

胸のレントゲンは問題ありませんでした。恐らくご家族から風邪のウイルスをもらってしまったのがきっかけだと思うのですが、喉が痛んで声が枯れているところなどを見ると、現在は細菌感染を起こしているものと思います。

そのため抗生剤を点滴したというわけです。
さらに、

飲み薬の抗生剤を出しておきますので飲んでください。でも今回は治るのに10日くらいはかかるかもしれませんよ。

とのこと。しばらくは抗生剤を飲みながら大人しくしていなさい、ということのようです。
これからどんどん寒くなっていきます。この冬も、この日のように熱を出して病院に駆け込むということが何度かあるかもしれません。
またインフルエンザにかかることもあるかもしれません。
それでも何とか、入院までには至らないようにしたいなと思っています。去年の冬も、一昨年の冬も、熱を出したりインフルエンザに感染したりしましたが、入院は免れていました。
今年も入院せずに乗り切りたいと思います。
入院すると、娘が泣きます。
2年8ヶ月前に、急性骨髄性白血病が見つかったときに、

「パパ、もう入院しないって約束したのに!」

と言って泣いたように。
あのときの、号泣する娘の姿があまりにもかわいそうで、今でも目に耳に焼き付いています。
だから、もう入院はせずに乗り切りたいものです。
うがい、手洗い、マスク着用を、これまで以上に気を付けて過ごしていきたいと思います。

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