2019年12月23日

医療用麻薬からトラマールに切り替えたその後

先週、虎の門病院に行ってきました。急性骨髄性白血病の検査と診察、そして予防接種です。

前回の診察は3週間前でした。

虎の門病院

トラマールに切り替えた後も残った課題

今回、湯淺先生に一番相談したかったのは、帯状疱疹後神経痛のために飲んでいた痛み止めの医療用麻薬(オキシコドン、オキノーム)を、麻薬ではない痛み止めのトラマールに切り替えた以降も残っている問題です。

その問題というのは、前回の記事にも書いたのですが、夜中に痛みで目が覚めてしまうということです。

トラマールで、麻薬ほどではないものの、ある程度は痛みが抑えられています。それでも痛みは常に残っています。その残る痛みも、日中活動していると、気が紛れてあまり気になりません。

しかし日中と異なり睡眠中は、その痛みで目が覚めてしまいます。毎日、深夜から早朝に2〜3回ほど目が覚めて、その都度、頓服でトラマールを飲んで、また寝ます。

飲めば痛みがある程度治まるのはいいのですが、夜中に2回も3回も目が覚めてその都度薬を飲む必要があると、眠りは浅くなります。

トラマールを増やしたものの…

この問題に対する前回診察時の対策は、「就寝前にトラマールを1錠飲んでいるのを、2錠、場合によっては4錠まで、増やしてみる」ということでした。

しかしこれは有効ではありませんでした。前回懸念したように、やはり飲む量を増やしても、その量全てが半減期の6時間後に半減してしまうので、半減期を延ばすことにはならないようです。

新たな作戦、トラマール+サインバルタ

その話をした上で、湯淺先生から提示された次の作戦は、夜に抗うつ薬のサインバルタを追加することです。

抗うつ薬と帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹後神経痛のような神経障害性疼痛の軽減には、サインバルタのような抗うつ薬も有効とされています。神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン)の細胞への取り込みを阻害することで、痛みを感じにくくする経路(下行性疼痛抑制系)を活性化し、痛みを鎮めてくれるとのこと。

ただ、このサインバルタは以前にペインクリニックから処方されて試したことがありました。残念ながらその時は効果が実感できずにやめてしまいました。

しかし今回は、トラマールとの合わせ技です。この組み合わせにより、夜間の痛みを抑えられるかもしれない、ということです。

以前効かなかったサインバルタも、トラマールが切れてきたときのセーフティネットとしてなら、有効かもしれない、という期待です。また、サインバルタの半減期が15時間あることも大事なポイントです。夜飲んで朝まで効果が続きますからね。

合わせ技の経過

結果としては、これが有効でした!先週の診察日の夜からこの組み合わせを試し始めて、まだ数日しか経っていないので確定的なことは言えないのですが、少なくとも今のところ、睡眠中に痛みで目が覚めることはありません。

これにはちょっと自分でも驚いています。夜ぐっすり眠れるようになりました。これは助かります。

今後もこの組み合わせが有効であり続けてくれることを期待しています。
というか、効き続けてもらわないと困ります!

ということで、再度、診察日当日の話に戻します。

血液検査の結果

湯淺先生との診察では、血液検査の結果の話もしました。

特に問題はないということで安心しましたが、依然として、肝臓の数値は基準値を超えていますし、血球の数値は基準値に届きません。

特に、血小板や赤血球、ヘモグロビンといった血球の数はなかなか増えていきません。この点について湯淺先生は、さい帯血移植をした僕の今の造血機能ではこれが精一杯なのかもしれない、とのこと。

基準値外とはいえ、どの検査項目も、日常生活には支障のないレベルです。ですので、あまり増えていくことを期待せずに、生温かく見守っていけばいいかなと思っています。

予防接種

この日、血液検査の結果が問題なく、体調も問題なかったことから、湯淺先生からも、長期フォローアップ外来の森先生からもOKが出て、予防接種の続きを打ちました。

肺炎球菌のニューモバックスと、おたふく風邪の予防接種です。

看護師のUさんと運命の再会

その予防接種を打ってもらいに内科処置室に行ったら、以前からお世話になっている看護師のUさんがいました。熱を出して予約外で受診したときや、骨髄検査(マルク)で急性骨髄性白血病が見つかったときなど、これまで大切なときにお世話になってきたUさん。

でも新病棟になってから、血液内科とは別のフロアの処置室に異動になっていました。それなのに、僕が血液内科のフロアの処置室に行ったらUさんがいたのです。

何でも、ちょうど僕が行く直前に、人が足りなくてこの処置室にヘルプに来たばかりとのこと。すごいタイミング、すごい偶然に、Uさんは周囲の看護師さんに「運命的な再会!」と言っていました。

2本の予防注射を打ってもらいながら、Uさんとはお互いの子育ての話をしました。というのも僕の娘と同じ年、同じ月生まれの息子さんがいるのです。男の子と女の子の違いなどを話すことができ、また以前より元気になった自分の姿もお見せできて、よい再会となりました。今年のうちにお会いできてよかったです。

ということで、先週の診察もいろいろと充実していました。

ここ最近は、主に痛みに関する問題があるとは言え、病院に行くといろいろな方とお会いして、みなさんに「前会ったときよりもっと元気そう!」と言っていただけるので、いつもうれしく思っています。みなさんからの言葉に、自分が元気になっていることを実感します。

次回診察は5週間後です。年末年始も風邪やインフルエンザなどにかからず、元気に過ごしたいと思います。

  • にほんブログ村 病気ブログ 白血病へ
  • にほんブログ村 病気ブログ 悪性リンパ腫へ
  • にほんブログ村 病気ブログ 脳腫瘍へ

★闘病記ブログランキングに参加しています。上の病名ボタンをクリックしてくださると、ランキングが上昇し、より多くのがん患者さんに僕の闘病記が届きます。よろしければクリックしてくださるとうれしく思います。3回のがんをがんを乗り越えた経験が、一人でも多くの患者さんに届きますように…

このエントリーをはてなブックマークに追加

【投稿者】nori 【コメント】コメント (0)

この記事と同じカテゴリーの記事はこちら

Facebookを利用してコメント

コメント

コメントの投稿は上記のFacebookのコメント投稿欄からどうぞ。投稿されたコメントは同欄に表示されます。2015/06/09よりコメントはFacebook経由でのみ受け付けています。下記欄に表示されるコメントはそれ以前のコメントです。

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

主なカテゴリー

過去の記事

2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

記事の検索

こんなソフトを販売しています

リンク

その他のリンク

  • にほんブログ村 病気ブログ 白血病へ
  • にほんブログ村 病気ブログ 悪性リンパ腫へ
  • にほんブログ村 病気ブログ 脳腫瘍へ