株式会社オーシャンブリッジ ファウンダー
高山 知朗 (たかやま のりあき)
2021年09月24日
先週、東京女子医科大学病院に行ってきました。
受診したのはいつもの脳神経外科です。脳のMRI検査と診察を受けてきました。
(上の2枚が前回8月のMRI画像、下の2枚が今回9月のMRI画像)
先月8月に受けた前回のMRI検査で、10年前に脳腫瘍の手術で腫瘍を摘出した跡の近くに出血が見つかっていました。
▼MRIで脳内出血が見つかる|オーシャンブリッジ高山のブログ
今回のMRIは、この出血部分の経過観察、および脳腫瘍の再発チェックのための検査です。
いつものように、MRI検査を受けた後、村垣先生の診察です。
診察室で、MRIの画像を見ながら村垣先生に検査結果を説明していただきました。
上記の写真の上半分の2枚が、1ヶ月前の8月のMRI画像です。下半分の2枚が、今回のMRI画像です。(出血部位は前回の記事の写真参照)
これらの画像を比較したところ、特に変化は見られませんでした。
つまり、この1ヶ月の間に出血の範囲が広がったり、腫瘍が再発したりということはなかったということです。
安心しました。
引き続き経過観察となり、次回は予定通り2ヶ月後の11月にMRI検査を受けることになります。
今回、村垣先生の診察室の前で順番を待っていたところ、診察が終わって出てきた方から「高山さん!」と声をかけられました。2年半ぶりにお会いするTさんと、今回初めてお会いするTさんの娘さんでした。
Tさんと娘さんのことは、「その後どうされているかなぁ」と折に触れて思い出していました。
だから今回こうして偶然にお会いできたことは、すごくうれしかったです。そして娘さんと初めてお会いできたこともうれしいことでした。
Tさんたちの次が僕の診察の順番だったので、そのときは、「お久しぶりです」とごあいさつした程度で別れてしまったのですが、その夜、Tさんはメールで近況を教えてくださいました。
そのメールを通じて、お二人が闘病を含めてさまざまな人生のイベントを一生懸命乗り越えながら前に進んでいることを、改めて知りました。
人生は時に過酷ですが、希望を手放さずに前を向いて進んでいけば、途中で失ってしまうものもあるかもしれないけれども、その一方で、そこからしか得られない大切なものもたくさん見つかるのではないかと思います。
お二人の未来が平穏で幸せなものであることを、心から願っています。
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【投稿者】nori 【コメント】コメント (0)
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ(幻冬舎 税込1,188円)
脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。
高山知朗(のりあき):
1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。
2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。
2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。
2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。
2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。
2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。
現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。
メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)
※病気や治療に関するご相談はメールでもSNSでも一切お受けしておりません。仮に質問などをお送りいただいてもご返事できかねます。私もあくまで一患者であり医療関係者ではありませんのでその点ご理解ください。
※過去の記事も上記リンクからご覧いただけます。
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