2011年10月18日

入院当初、眠れぬ夜に考えていたこと(経緯7)

入院初日の晩はあまりよく眠れませんでした。

僕は今回の病気に際して、自分でできる治癒への取り組みとして、メディテーション(瞑想)などを活用したイメージ療法に取り組んでみようと思っていました。メディテーションでストレスを和らげて、自己治癒力、免疫力を高め、がんを克服するという考え方です(詳しくはまた別途このブログに書くつもりです)。

そのためにiTunes Storeで、メディテーションやヒーリングのための波の音や小川のせせらぎの音、雨の音などを買って、iPhoneにダウンロードしてありました。そうした音をイヤフォンで聞きながら、なんとか眠ろうと努めたんですが、それでもなかなか眠れませんでした。

消灯時間が21時で、とてもそんな時間には眠くならないということや、自宅よりもベッドが狭く、両サイドに柵があり、なんとなく落ち着かないということもあったのですが、やはり病気や手術についていろいろと考えてしまうということが一番の原因だったように思います。

必ずしもネガティブなことばかり考えていたわけではありません。でも、数日後の手術でどこまで腫瘍が取れるのか、術後の病理検査で悪性度(グレード)がどう診断されるのかにより、自分の命の長さが大きく左右されます(グレード3なら5年生存率78%、グレード4なら13%。女子医大の場合)。そんな状況だったため、どうしても一人になるとそのことを考えてしまいます。

その頃考えていたことのメモを以下に引用します。僕は今回の病気が分かってから、日々の出来事や考えたことなどを、ライフログとしてEvernoteに記録するようにしています(iPhoneのPostEverアプリを利用)。以下は入院二日目の夜に考えたことのメモです。

自分は5年生存率とか関係なく、とにかく○○(娘の名前)が成人して一緒にお酒を飲めるようになるまで、あと19年は最低でも生きることに決めた。これはもう自分で決めたことで、データ等は関係ない。そのために、今後の全てを組み立てる。生活、仕事など。
5年生存率が何%であろうと、自分にとっては0か100か。仮に生存率が低くてもその低い%に入るように、正しい道を見極め、一つ一つ判断して、着実に進んで行けば、生存できるはず。
大学入試も就職も同じこと。たとえ倍率が30倍でも、そこに合格するための正しいやり方を見極めて、きちんと努力すれば、合格できる。
今回の病気に関しては、ここまで、それがきちんとできている。今後もしっかり考えて行動していけば、必ず病気を克服できる。
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投稿者 ひらやま : 2014年7月 8日 11:07

はじめまして 平山と申します。

私、脂肪肉腫の闘病中でして。
先日、抗がん剤1クールが終わったところです。

「5年生存率とか関係なく〜、」の宣言 私も真似させて
頂きます。

日々不安ですが、5人の子供の為にも、生き抜こうと思ってます。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2014年7月 8日 19:22

平山さん、コメントありがとうございます。
現在抗がん剤治療中とのこと。
でも5人のお子様が、これからも治療に向けてのパワーとなってくれることと思います。
ともに病気をやっつけてしまいましょう!

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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