2012年06月11日

ドキドキするMRI検査の結果/ブログ読者さんとの出会い

前回の記事に続いて、先週2日連続で女子医大に行った話です。仕事関連のプレゼンのために主治医の先生の研究室にお伺いした月曜日に続いて、火曜日は患者として、検査、診察、そして点滴のために行って来ました。

昼過ぎに病院に着き、まずは採血。先月同様、空いていてすぐに採血してもらえました。が、担当の臨床検査技師さんが新人だったようで、左腕に刺した針が血管を捉えられず、ベテランの技師さんに交代。今度は右腕に変え、すんなり採血してもらえました。入院中から左腕の肘の内側を採血で多用していたため、血管が硬くなっているようです。次回から左右交互にしてもらったほうがよさそう。

続いて3ヶ月に一度のMRI検査です。今回は新しい機械だったようで、いつもより静かだったような気がします。が、単に今回は自分で入れた耳栓が、いつもよりフィットしていただけのことかも知れません(笑)。ということでいつも以上にうとうとしてしまいました(笑)。造影剤を注射しての検査も含めて30分ほどで終了。

続いて放射線科の前林先生の診察。早速先ほどのMRI画像を見て説明してくれました。毎回そうなのですが、最新の画像だけを見ると、特に腫瘍を摘出した穴の周囲に、正常組織とは異なり白く見える箇所が少しあります。これだけ見ると「腫瘍が再発・・・?」と思ってしまったりするのですが、実際はこの画像だけではこの白いものの正体は分かりません。前回(3ヶ月前)や前々回(6ヶ月前)の画像と比較して、大きさや見え方が変わっていないかをチェックします。もし大きくなっていたりすると、再発などなんらかの異常が発生している可能性が出てきます。

このような観点で、今回も過去のMRI画像と並べて最新の画像をチェックしてもらったのですが、「問題無いでしょう。順調ですね!」とのお言葉をいただきました。自分としては「再発させないために、仕事のやり方を変え、規則正しく食事を摂り、睡眠時間を十分に確保し、瞑想・イメージ療法も実践し、何より毎日娘と触れ合って癒されているから、再発するわけがない。」と確信しているのですが、それでもやはり検査結果を聞くときは、内心ドキドキしています。今回もそうだったのですが、検査結果に問題がなく、本当に安心しました。

続いて放射線科から脳神経外科に移動。主治医の丸山先生の診察の前に、薬剤師の生田先生の診察です。まずは前日のプレゼンのお礼から。生田先生からも、「参加した先生方も紹介してもらったサービスをすごく気に入ったみたいですよ」と言っていただき、ひと安心。そして今後の抗がん剤治療の方針などについてもいろいろとご相談。

続いて丸山先生の診察です。丸山先生も最新のMRI画像を見て「きれいですね。問題ないですね」と言ってくださいました。女子医大ではこのように、腫瘍の画像診断と放射線治療の専門家である放射線腫瘍医と、手術はもちろん化学療法を含めた治療全体を担当する脳神経外科医が、それぞれの立場からMRI検査の結果を説明してくださいます。だからダブルチェックというか、毎回がセカンドオピニオンという感じ(笑)で、非常に安心できます。ありがたいことです。その後、丸山先生にも、前日のプレゼンのご報告や、今後の治療方針についてのご相談などをして、診察終了。

そして抗がん剤(ACNU/ニドラン)の点滴へ。この時点ですでに16時頃だったんですが、検査や診察続きでお昼を食べる余裕がなかったため、売店で買ったサンドイッチを持参。外来化学療法室のソファーに座ってサンドイッチを食べながらの点滴となりました。血管から吐き気止めの薬や抗がん剤を点滴しながら、口からものを食べるというのも、なんともアンビバレントな感じでしたが(笑)。

ということでひと通りの予定が終了。窓口で会計や次回以降の診察予約をして、いつものように入院中にお世話になった病棟のナースステーションに顔を出しましたが、珍しく知り合いの看護師さんが一人もいらっしゃらず、すごすごと退散してきました(涙)。

さてこの日、うれしいことが一つありました。以前から僕のブログを読んで下さっていた患者さんと、病院で初めてお会いすることができたのです。僕と同じ脳腫瘍(グリオーマ)で、やはり女子医大で昨年手術を受けられています。先日Twitterでリプライをいただき、少しやり取りをさせていただいたんですが、ちょうどこの日、診察日が重なった上に、この方の診察時間が遅れたというラッキーが重なって、検査の合間に少しだけお話しすることができました。

その方(お名前を聞きそびれました。笑)が、ご自身のブログに僕のことを書いて下さいました。

▼外来日の出来事と想い|プリティーハートstory

そしてご自分の名前 (会社のブログでもあるようなのでご自身の名前公開はわかるんですがね) 病院名、医師名も公開して 逆に病院の取り組み方を同じ病気の方に知ってもらおうとしています

私には衝撃的でした
病気が発覚した時、一番欲しかったものは情報だったことを思い出したからです

現在も抗がん剤治療をしているのに ご自分のお仕事でもある ビジネスソーシャルネットワーク を 病院に導入しようとドクター達にプレゼンまでしているバイタリティー溢れる方
私こういう、負の要素をプラスに変えていくというか、 ご自分で道を切り開いていく方を凄く尊敬しておりまして 大好きなんです 思い切って twitter で連絡させてもらいました
絶対、導かれてお逢いできたものと信じております

僕自身もこちらのブログは以前拝見させていただいていたので、「あ、あのブログの方だったのか!」と後で知って驚いてしまいました。

病気について自分が経験したことをずっと書いていることで、このように他の患者さんやそのご家族から、ブログへのコメントやTwitter、Facebook、メール等、いろいろな形でご連絡をいただいたりご相談をいただいたりすることが増えています。

その都度、いろいろな方が読んで下さっているんだなあと感慨深く思います。そしてそれと同時に、本当にいろいろな方が、突然現われた「脳腫瘍(グリオーマ)」という病気に直面して、大きな不安を抱えるとともに、治療はもちろん生活や仕事の面も含めて、いろいろな選択を迫られているんだなと感じています。そしてそうした方々が、ちょうど一年前の僕やうちの奥さんの姿と重なって見えます。他人事とは思えません。

そうした方々に、最新のグリオーマ治療に関する情報をお伝えし、また僕自身の治療経験や社会復帰への道、日常生活で感じること、予後に関する見通しなどをお知らせしていくことで、多少なりとも参考にしていただき、病気に負けずに前向きに進んでいく助けになれば嬉しいな、と思っています。

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投稿者 こうちゃん361 : 2012年6月14日 19:05

いやぁ、順調ですね(^-^)/。私は自分が5年生存できたからというのでなく、やはりこの病気で落ち込むのでなく前向きに立ち向かう(というか共生する)人が増えるのが嬉しいと感じます。最初病院に入った時は高山さんと違ってお医者さんの知り合いもなく、病院の方は忙しすぎで、ネットからも本当の情報を集めるのに苦労しました。高山さんがこのようなきちんとした情報を発信されていることは、確実に世の中の役に立っていますよ。TwitterやFacebookやブログで接触できる環境の人ばかりではないでしょうから、後ろにもたくさんの人が読んでいることと、機会さえあれば読んでみたいだろう予備軍が控えていることも意識されたらどうでしょうか?

私は悪性リンパ腫は5年経過したものの、脳下垂体にも腫瘍が見つかっていて経過観察中です(というか手術の最適時期を待っている)。先週MRIをやってきました。私の病院は耳栓を使わずヘッドフォン型の耳当てですが、頭の形がいびつな私は耳にフィットせず時々あの大音響が聞こえるのですよ。やれやれ、次からは飛行機でもらった耳栓を持参することとします。ついでに視野検査もします(下垂体の腫瘍が大きくなると視神経に触れて影響が出るそうです)。

明日は悪性リンパ腫の検診です。5年経ってから初めての検診です。ちょっとだけ前回より気楽です。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2012年6月14日 23:12

こうちゃん361さん、いつもコメントありがとうございます!
お陰様で今回の検査でも、経過は順調でした。

これから治療を受けられる患者さんやそのご家族にとっては、ちょっとした情報でも参考になるのではと思い、できるだけ詳しく書くようにしています。例えば、外来での抗がん剤点滴の際に、食べ物を持ち込んで食べられることなどは、患者さんにとっては知っておくといずれ役に立つこともあるかも知れないと思ってます。患者さん以外にはあまり参考になりませんが・・・。

MRIのときには飛行機の耳栓は効果的だと思いますよ!今回の検査の時に僕が検査技師さんから渡されたのが、まさに飛行機でくれるのと同じような黄色いスポンジ状の耳栓でした。

明日の検査の結果も、よいものであるといいですね!

投稿者 こうちゃん361 : 2012年6月15日 19:08

とりあえず今日の血液検査結果が良好であったことをご報告しておきます。高山さんからの念力が効いたのかなぁ(微笑)。これからも感謝しながら毎日を送りたいと思います。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2012年6月20日 10:25

こうちゃん361さん、検査結果が良かったとのこと、おめでとうございます!そしてわざわざコメントでご報告してくださってありがとうございます!僕もずっと検査結果がよいままでいられるよう、健康に留意して暮らしていきたいと思っています!

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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