2012年08月20日

医療マンガ「K2」に登場したグリオーマ(神経膠腫)のオープンMRI手術、ついに完結

以前よりこのブログでご紹介してきましたが、雑誌イブニング掲載の医療漫画「K2」で、グリオーマ(神経膠腫/脳腫瘍の一種)のオープンMRI手術が取り上げられています。先日発売された最新号で、ついにこのオープンMRI手術の話が完結しました。ちなみにグリオーマのオープンMRI(術中MRI)手術とは、まさに僕が一年前に東京女子医科大学病院で受けた手術ですね。

前々回、前回の記事はこちらです。

▼【その1】医療マンガ「K2」にグリオーマ(神経膠腫)のオープンMRI手術が登場

▼【その2】医療マンガ「K2」に登場したグリオーマ(神経膠腫)のオープンMRI手術、腫瘍の摘出が進む

前回の話で、オープンMRIを使ったグリオーマ摘出手術は佳境を迎えていました。今号の話も、手術中のMRI撮影から始まっています。

イブニング掲載の漫画「K2」にグリオーマのオープンMRI手術が登場3

腫瘍をすべて取り切るまで繰り返し行う撮影――。
MRI撮影準備!!
ちょっと待て!!造影剤を2倍入れろ!!
その方がガンの境界がより鮮明に映る!!

イブニング掲載の漫画「K2」にグリオーマのオープンMRI手術が登場3

映像出ます!!
まだこんなに取り残しが・・・
手術前の画像で摘出部分をしっかり把握したのに・・・まだこんなに残っていたとは・・・

ここで執刀医は心が折れそうになりますが、院長でもある父や、手術室内のスタッフたちに励まされて、手術を続けます。

イブニング掲載の漫画「K2」にグリオーマのオープンMRI手術が登場3

よ・・・よし!徹底的にいくぞ!
ギリギリまで深く・・・!!ギリギリまで・・・!!

そして手術は終了します。

イブニング掲載の漫画「K2」にグリオーマのオープンMRI手術が登場3

悪いところはほぼ100%近く摘出できましたよ!
わずかに残っている部分も、数回の放射線照射で、十分たたき切れると思います
あ・・・ありがとうございます・・・

これでオープンMRI手術に関するお話は終わりとなり、その後、この執刀医の人生にまつわる話が続いていきます。詳しくは、ぜひイブニングあるいは将来発売されるであろうK2の単行本をお読みください。

オープンMRI(術中MRI)のお陰で、この患者さんの命は助かりました。僕の命もです。

このオープンMRIは、僕の主治医でもある東京女子医科大学の村垣先生のチームが、産官学連携で開発しました。オープンMRIのお陰で、グレード3のグリオーマは、5年生存率が25%から78%へと飛躍的に向上しました。去年、僕の頭に見つかった脳腫瘍が、このグリオーマ グレード3でした。

病気を治したい、患者を救いたいという先生方の熱意のお陰で、これまで不可能だと思われていた手術中のMRI撮影が可能となり、実際に治療成績が向上し、僕の命も救われました。先生方には本当に感謝しています。

自分で病気を経験して、医者というのは、人の命に直接的に影響を及ぼすという点で、他の職業とは全く異なる崇高な職業であると考えるようになりました。そうした職業を選ばれた村垣先生をはじめとする女子医大の先生方を、心から尊敬しています。

そして同様に、僕の脳腫瘍が見つかったときに最初に相談した、僕の幼なじみであり某大学病院の放射線科医であるT君のことも、心から尊敬しています。彼の専門家としてのアドバイスがなければ、女子医大で治療を受けることもありませんでした。本当に本当に感謝しています。

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術中MRI(オープンMRI)に関するこのブログの関連記事はこちらからどうぞ。

▼東京女子医科大学のグリオーマ(悪性脳腫瘍)5年生存率は、なぜ平均の3倍以上なのか?
▼日経新聞に東京女子医大 村垣善浩教授の脳腫瘍手術に関する取り組みが掲載(僕の主治医)
▼日経コンピュータ「業務を変えるコンシューマーIT」にZyncroと女子医大が登場。
▼退院のご報告。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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