2012年11月24日

iPad miniをしばらく使って分かった嬉しい予想外

昨年来、病気(脳腫瘍)に関する記事が増えている本ブログですが、久しぶりに本来(?)のガジェット系の記事を書きたくなりました。そのきっかけは、iPad miniです。

iPad miniを発売日に購入してから、3週間ほどが経ちました。最初は買うつもりがなく、買った友人に見せてもらってから考えようと思っていました。でも周囲の盛り上がりに押され、結局、発売日にアップルストア渋谷に走り、購入してしまいました。

iPad mini、確かに小さいし軽い。そしてWebも読みやすい。これなら普段からカバンに入れて持ち歩くかもなあ。


それ以来、家でも外でも手放せないものになっています。これだけ気に入ってしまうとは、そして毎日これだけ長時間触ることになるとは、購入前は全く予想していませんでした。

そもそも最初に購入をためらったのは、購入したものの使い道が無かった初代iPadの苦い思い出があったためです。仕事上の必要性から常にPC(当時はレッツノート、今はMacBook Air)を持ち歩いている僕の場合、PCとiPadの2台持ちは、重量の点からあり得ませんでした。また、ちょっとしたメールやSNSのチェック、Webブラウジングなどは、必ず持ち歩いているiPhoneで事足ります。結局iPadは、家でたまに娘がYouTubeで動画を見るくらいしか活躍の場がなくなってしまいました。(2ヶ月強の入院中は病院のベッドの上で活躍してくれましたが・・・)

だからiPad miniも、常に持ち歩いているiPhone 5とMacBook Airの狭間に陥り、使い道がなくなってしまうのでは?と危惧したのです。でも、それは全くの杞憂に終わりました。

iPad miniは、その薄さと軽さから、MacBook Airの入ったバッグに入れていても気になりません。あの薄さのお陰で、カバンの外ポケットにサッと入れて持ち出し、電車に乗ったときにはサッと取り出して使い、駅に着いたらサッとしまえます。薄くなったiPhone 5より薄いわけですからね。この「サッ」とした使用感には、標準のスマートカバーも大きく貢献していると思います。

重さも全く気になりません。この間まで持ち歩いて読んでいた文庫(462ページ)の重さが242gで、iPad mini(WiFiモデル)が308g。大して変わりません。そしてiPad miniの方が薄いため、カバンの中でもかさばりません。途中まで読んでいたこの文庫は、今、自炊されてPDFデータとしてiPad miniに格納されています。

ということで、当初危惧した「持ち歩かないかも」という懸念は払拭され、購入以降、常にカバンに入れて持ち歩いています。そして常に持ち歩くことと、iPhoneと異なるこの画面サイズから、これまた当初は想定しなかった使い方が出てきています。

一番便利なのは、新聞の紙面の閲覧です。iPad mini購入を機に、日本経済新聞の電子版を申し込みました。それ以降、日経新聞は全てiPad miniの紙面ビューアアプリで読んでいます。朝刊も夕刊も土曜版も。

iPad miniで日本経済新聞を閲覧

これまでは日経新聞については、平日はメールニュースで記事をチェックし、週末にまとめて紙面に目を通していました。新聞はかさばるので、カバンに入れて持ち歩いたり電車で読んだりはしません。メールでほぼリアルタイムにニュースをチェックしているのに紙面にも目を通しているのは、特集記事や書評・映画評が読みたいのと、紙面下方の雑誌・書籍の広告が見たいからです。

今は、iPad miniで、いつでもどこでも新聞の紙面が読めます。しかも全くかさばらないので、電車の中でも周りの乗客を気にせず読めます。iPad miniのあの快適な操作感で、読みたい記事を指先でダブルタップしたりピンチ操作したりして拡大して読み、読み終わったら紙面を指先でスクロールして別の記事に移動して、と自由自在に記事から記事へと(あるいは記事から広告へと)飛び回れます。ダブルタップするとその記事がハイライトされて拡大されるのも便利です。

iPad miniで日本経済新聞を閲覧。記事をハイライト。

ピンチ操作で更に拡大できます。
iPad miniで日本経済新聞を閲覧。ハイライトした記事をさらに拡大。

ただし、電車でつり革につかまりながらiPad miniで新聞を読むのはかなり難しいです。iPad miniは片手で持つことはできますが、その場合、操作はもう片方の手で行う必要があるためです。持っている手では操作できませんから。だから電車の車内では、端の方で手すりやドアに寄りかかった状態で両手でiPad miniを持ち、両手の親指を使って紙面を拡大・縮小したりスクロールしたりして読んでいます。

新聞以外の用途として大きいのは書籍です。日本でもAmazonのKindle Storeがオープンしたため、早速何冊か書籍を購入し、iPad miniやiPhoneのKindleアプリで読んでいます。

Kindle Storeで購入した書籍を読む場合は、iPhoneでも問題なく読めます。でも自炊してPDF化した書籍の場合は、iPad miniの方が断然読みやすいです。iPhoneの場合、画面にページ全体を表示すると文字が小さくなって読みにくいためです。(ちなみにiPhoneでもiPad miniでも、自炊したPDFファイルのビューアとしてはGoodReaderを使っています)

iPad miniとiPhone 5で、自炊した書籍のPDFファイルを閲覧

でも、夜寝る前にベッドに寝っ転がって読む際には、iPhoneの方がいいですね。iPad miniを両手で持ち上げているのは辛いので。この辺は使い分けです。逆に言えば、iPhoneでもiPad miniでも、同じアプリで、同じ操作感で、同じ本が読めるのは非常に便利です。その場の状況に合わせて、最適なデバイスで同じ本を読めるわけですから。特にKindleアプリの場合、最後に読んだページをデバイス間で同期してくれるのも便利です。

このように、iPad miniが仲間入りしたことにより、新聞や書籍をいつでもどこでも適切なデバイスで読めるようになったため、活字を読む量が以前と比べて増えました。ちょっとした時間にサッとiPad miniを取り出して読むことができ、読む時間そのものが増えたためです。新聞は以前よりも多くの記事に目を通すようになり、書籍は読み進むスピードが上がりました。これも予想していませんでした。

なお、書籍に関しては、先日Kindle Paperwhiteも購入した(というかキャンセルが間に合わなかった・・・汗)ので、それについてはまた改めてこのブログに書きたいと思います。あの軽さは魅力です。ただマンガ閲覧時の操作性などはiPad miniには及ばないように感じています。

さて、iPad miniの用途として、新聞や書籍の閲覧を中心に書いてきましたが、それ以外でも大活躍しています。

普段のメールチェックも、iPhoneの小さな画面と異なり、一行あたりの文字数が多いため、改行が減り、非常に読みやすいです。Webサイトの閲覧も同様です。

メールに関しては、メール送信時の文字入力のしにくさを懸念したんですが、これも予想と異なりあまり問題ありませんでした。ソフトウェアキーボードのレイアウトがいくつか用意されていて、自分が使いやすいものを選ぶことができるためです。

僕の場合、キーボード入力をする際には、iPad miniを縦にして、画面下の方を左右から両手で持ち、両手の親指で入力しています。その際、日本語ローマ字キーボードもしくは日本語かなキーボードを選択し、ともに左右に分割して、親指で入力しています。

こちらは日本語ローマ字キーボードの左右分割。
iPad miniの日本語ローマ字キーボードを左右に分割して入力

こちらは日本語かなキーボードの左右分割。右手の親指でフリック入力ができます。
iPad miniの日本語かなキーボードを左右に分割してフリック入力

僕は昨年の脳腫瘍手術の影響で視野の左下が見えにくいため、左側のキーボードが見えにくく、そこは辛いんですが、これもリハビリの一環だと思ってやっています(笑)。

ただ、ちょっとしたメールの返信や社内SNS(Zyncro)への書き込みくらいなら問題ありませんが、ブログ記事のような長文の場合や、推敲・校正が必要な文章の場合は、やはりハードウェアキーボードを持つMacBook Airの出番となりますね。

ということでiPad miniは、いろいろなうれしい予想外が重なって、すっかり手放せないデバイスとなっています。ここで書いた以外にも、その適度な画面の大きさから、スケジュール管理アプリが見やすくなったり、マインドマップアプリが非常に使いやすかったり、また手書きメモアプリがすばらしかったり、いろいろと書きたいことはあるのですが、それはまた追々書いてみたいと思います。

P.S. 1) ガジェット系人気ブロガー、南さんのiPad miniレビューもぜひご参照ください。新聞や書籍に関するレビュー内容は全く同感です。

▼B-log Cabin TP: iPad mini 利用1週間後のレビュー:そして iPhone5 は LTE-Bluetooth 無線ルーターになった

P.S.2) ここに書いたようなことを、会社で僕の隣に座っているヤティに毎日吹き込んでいたら、早速iPad miniを注文してしまったようです(笑)

<関連ブログ記事>

▼Kindle PaperwhiteとiPad miniによる読書体験の比較 : オーシャンブリッジ高山のブログ

▼おもしろかったKindle本/Kindleストアで幸せな読書生活 : オーシャンブリッジ高山のブログ

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投稿者 こうちゃん361 : 2012年11月25日 23:09

デジタル・デバイドされている私が病気以外のコメントをするのは気がひけますが…。

KindleのPaperWhiteを購入しました。Kindle3をもともと使っていたのですが、これと比べるとうんと使いやすくなっています。もともと網膜剥離をして左眼の視力がとても悪くなってしまった私ですが、紙の本の場合にはフォントの大きさや行間隔によって読みにくい本がいくつも存在しました。内容はとても面白いのに、そちらの読みにくさで投げ出した本がいくつもありました。Kindle Storeで買った本はiPadでもPCでも読めたのですがぎらつく液晶画面が苦手でした。その点電子ペーパーの読みやすさは群を抜いています。

ただKindle3はタッチ画面でなかったので、しょっちゅう下のハードのキーボードを操作するのがとてもっ苦痛でした。小型化のためにキーも小さくて男の手にはなじまないところがありました。

それが一気に解消され、しかもうんと軽いのです。既にiPadを持っていますので、単機能の読書専用と割り切って利用しています。もう手放せない、紙にも戻れないというのが正直な気持ちです。

でもiPad miniには惹かれています。この年齢ではiPadですらも重たく感じていますので…。

投稿者 ヤティ : 2012年11月26日 12:19

Kindleに傾いていましたが、隣の席で実物を見てしまうと、注文せずにはいられませんでした・・・。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2012年11月26日 16:06

こうちゃん361さんはかなりデジタル・リテラシーが高い方だと思いますが・・・。
それはさておき、Kindle Paperwhiteをお使いなんですね!確かに文字の読みやすさはすばらしいですよね。明るいところでも、暗いところでも。軽さも本当にすばらしいです。

僕も最近、iPad miniやKindle Paperwihiteを触っていて、まさにおっしゃるとおり、読書専用端末としてはKindle Paperwhiteはすばらしいと感じています。もう紙には戻れないという感想は、本当に同感です。

ここ最近の一連の動き、つまり、各種タブレット端末・電子書籍端末のリリースや日本のKindle Storeのオープンなどにより、我々のように電子書籍による読書体験のすばらしさを実感する人が増え、一気に電子書籍が普及するかも知れませんね。その結果、ストアでの電子書籍の蔵書数が増えていけばうれしいです。

iPad miniは、もちろん読書もできますが、それ以外のひと通りの機能を、あのサイズと重さで使えるのがすばらしいです。本当に気に入っています!

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2012年11月26日 16:08

>ヤティ

いやー、僕も最初はKindle Fireと迷ったけど、やっぱり圧倒的にiPad miniだよねぇ。今となっては、あの頃は何を迷っていたのだろう、と自分自身が信じられない(笑)

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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