2014年04月18日

「2回目のがん」から何を学ぶべきか?病気の意味を考える夜:白血病・悪性リンパ腫闘病記(13)

前回の闘病記からの続きです。

2013年5月19日(日)。入院7日目。

この日も朝からデキサート(ステロイド剤)を点滴。

午後には家内と娘がお見舞いに来てくれたので、3人で病棟屋上の遊歩場に行ったりしました。

また、二人が病室にいる時に、ちょうど担当医のMY先生が来てくれました。「日曜日なのにお休みじゃないんですか?」と聞いたら、「若い先生たちは大体みんな週末も病院に来てるんですよ。ゴールデンウイークとかお盆は休みますけどね」とのこと。若い勤務医の激務ぶりがたまに問題として取り上げられますが、本当にお忙しいんだなあと実感しました。

MY先生は、僕の娘の名前も覚えていてくださって、娘の着ているガウン(無菌病棟に入る際にマスクとともに着用を義務付けられているビニール製のガウン)の裾が切ってあるのを見て、「⚫︎⚫︎ちゃんのガウンは切ってあるんだねぇ」と娘に話しかけてくださいました。優しい先生だなあと思いました。。

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この夜、ベッドに横になってもなかなか寝付けず、今回の病気についていろいろと考えているうちに余計に眠れなくなり、結局、朝方まで考えごとをしていました。

今でもたまに聞かれるのですが、僕の場合、「なぜ自分ばっかり、2回もがんになったんだろう・・・」というようなことは考えませんでした。それよりも、以下のような「病気の意味」のようなことを考えていました。

なぜ僕は今回の病気になったんだろうか? なぜ2回もがんになったんだろうか?
今回の病気からから何を学ぶべきなのだろうか?
どんな経験を得るべきなのだろうか?

前回の病気(2011年の悪性脳腫瘍・グリオーマ)で学べなかったことは何だろうか? 経験できなかったことは何だろうか?

僕は前回の脳腫瘍の治療では、精神的にも肉体的にもそれほど辛いことはありませんでした。実際、退院後に以下のようなブログ記事を書いています。

▼脳腫瘍闘病記?体験記? : オーシャンブリッジ高山のブログ

この記事では「実際、入院生活や、一連の治療(手術、放射線治療、抗がん剤治療)、そして退院後の日常生活においても、苦痛や辛さなどは、想像したよりもはるかに少なかったです。」ということも書いています。

こうした前回の悪性脳腫瘍の経験を踏まえ、今回の白血病・悪性リンパ腫では、以下のようなことを学ぶべき、経験すべきなのかな、と考えていました。

例えば以下のようなこと?

・より死に近づいたときの感覚?
・より厳しい状況の患者さんの気持ち?
・治療方針に関する一つ一つの判断のシビアさ、大切さ?
・そのための先生たちとの日頃からの深い信頼関係の構築と相互理解?
・克服・根治のための自分の心身のコントロール?(副作用の抑制、イメージ療法)
・本当に仕事を人に任せるということ?
・本当の人生のプライオリティ?
・より積極的に「委ねる」こと?(先生に、家族に、会社のスタッフに、友人に)

前回の病気で十分に学ばなかった、経験できなかったこれらのことを学ぶため、また経験するために今回また病気になったのではないか、と考えました。

そして、これらのことを学ぶこと、経験することは、自分がこれからの人生をさらに幸せに生きるために必要なことなのではないか、そして自分が12年前に設立したオーシャンブリッジをさらに成長させるために必要なことなのではないか、と考えるようになっていきました。

この夜以降、「病気の意味」について考えることが増え、読む本もそのヒントになりそうな本を選んで読むようになりました。

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投稿者 匿名 : 2014年4月18日 18:50

いくら頭(理性)で考えても、顕在意識からの答えはちっぽけなものだと思います。

それよりも、潜在意識に聞いてみてはいかがですか?

ヒプノセラピー(催眠療法)で、癌を治している医師がいますよ。

潜在意識は智慧の宝庫です。

私も、主人が癌になったことから、催眠療法を学びました。今では、自分がやる立場です。

でも、でも、ヒプノセラピーが癌を治すんじゃないんです。

ヒプノセラピーやイメージ療法で、「自己治癒力」が目覚めて、癌が治るんです。

それには、「癌のメッセージ」を聞いてあげると良いみたいですよ。

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2014年4月18日 23:02

匿名さん、コメントありがとうございました。潜在意識の活用の仕方にはいろいろありますよね。ヒプノセラピーもその一つかと思います。

僕も僕なりに潜在意識にアクセスして活用しているつもりですので、少しずつそのあたりのお話もブログに出てくるかと思います。ですから、ぜひこれからもブログをお読みくださいね。

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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