株式会社オーシャンブリッジ ファウンダー
高山 知朗 (たかやま のりあき)
2014年11月22日
俳優の高倉健さんが亡くなりました。報道によると、悪性リンパ腫だったとのこと。僕と同じ病気です。同病の方が亡くなったと聞くと、やはり心がザワつきます。
でも、実際は、悪性リンパ腫には30種類以上のタイプがあると言われ、そのタイプによって治療や予後(生存率)も異なります。
だから「高倉健さんも僕と同じタイプだったとは限らない」と理性では理解しつつも、感情面では「もしかして同じタイプだったとしたら・・・」という不安も感じてしまいます。
また同じ病気でも治療方針は病院によって異なります。そのため、「どこの病院で治療を受けていたんだろう・・・」とも考えてしまいます。そして「もし同じ病院だったとすると・・・」という不安も感じます。
もちろん同じタイプの悪性リンパ腫だったとしても、そして同じ病院で同じ抗がん剤治療を受けていたとしても(悪性リンパ腫や白血病等の血液がんの治療は抗がん剤が中心)、予後は患者さんによって異なります。年齢も予後を左右する大きな要因です。だから必ずしも高倉健さんと同じことが自分に起きるわけではありません。
それでも、同病の方が亡くなったと聞いたとき、詳細が分からないと余計に、不安を感じてしまいます。
もちろん亡くなった方のプライバシーの問題もあるので、詳しい病名や治療を受けていた病院名をマスメディアで報道することには問題もあると思うのですが、「悪性リンパ腫で死亡」という一括りにした報道を見ると、余計な不安を感じてしまいます。
恐らく同病の患者さんはみなさん同じように感じているのではないかなあ、と思って、ここに書いてみました。
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【投稿者】nori 【コメント】コメント (2)
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投稿者 yukio nakanishi : 2014年11月25日 21:35
現在73歳です。R-CHOP療法後3年10ヶ月です。同じ病院で主治医はIZ |
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投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2014年11月27日 00:48
そうですか、虎の門病院ですか!今日(というか昨日)も定期診察で行ってきました。今日は過去一番の混み具合でした。。。 ぜひ私を見かけられましたら一声お掛けください!採血、診察室前、会計、院内薬局など、日程さえ合えばすれ違う機会はありそうですね! |
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治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ(幻冬舎 税込1,188円)
脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。
高山知朗(のりあき):
1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。
2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。
2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。
2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。
2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。
2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。
現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。
メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)
※病気や治療に関するご相談はメールでもSNSでも一切お受けしておりません。仮に質問などをお送りいただいてもご返事できかねます。私もあくまで一患者であり医療関係者ではありませんのでその点ご理解ください。
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