2016年05月16日

病院が患者でいちばん混み合う時期/抗がん剤をいつまで続けるか

先週の水曜日、白血病・悪性リンパ腫の定期診察で虎の門病院に行ってきました。前回の診察から4週間ぶりです。

虎の門病院前の歩道

この日の病院は、これまでの通院でいちばん混み合っていました。診察前には必ず採血を受けるのですが、その待ち時間の表示が45分。いつもはだいたい20〜30分です。たまに空いているときで15分。45分という表示を見たのは初めてでした。

順番が来て採血をしてもらっているときに「今日は混んでますねー」と検査技師さんに話しかけたら、

やっぱり連休明けは患者さんが多いんですよね。ゴールデンウィーク明けは、年末年始の連休明けと並んで、いちばん患者さんが多い時期ですね。

とのこと。なるほど。

その後、GY先生の診察室前に行って診察券を受付窓口に入れて、いつものようにスタバへ退避。

スタバにて

血液検査の結果が出る一時間後を見計らって再度診察室前へ。狙ったとおり数分でGY先生に呼ばれました。

以下、血液検査の結果に基づくGY先生のお話。

まず肝臓の数値が上がっています。
GPTが前回の59からさらに上がって109になっています(基準値は8〜42)。
GOTも26から47に上昇(基準値は13〜33)。
LDは189から204に上がっていますが、こちらは基準値内です(基準値は119〜229)。

白血球は下がっています。前回の4.7から2.7(基準値は3.4〜9.2)。でもこれだけあれば日常生活では問題ありません。
血小板は前回と同じ147なので問題ありません(基準値は141〜327)。

肝臓のGPTの上昇は気になりますが、やはり維持療法の副作用ということでしょうがないものと思います。

前回の診察では維持療法の抗がん剤の量は増やしていなかったため、今回も血液検査の結果は問題ないはず、と期待していたのですが、やや問題ありという結果でした。でもしょうがないものはしょうがないです。抗がん剤の量は引き続き標準量の50%を維持することにしました。

続いて僕から一つGY先生に質問しました。

現在続けている維持療法は、2年もしくは2年半ほど続けるということで2014年8月7日に始めています。つまり今度の8月で2年が経過します。

先生としては、維持療法は標準的には2年ほど続けることが多いということでした。でも、僕が入院中に治療方針、つまり造血幹細胞移植(骨髄移植)を受けるか、化学療法だけでいくかを決める際に参考にした、米国最大のがん専門病院MD Anderson Cancer Centerの論文では、維持療法は2年半行うと書かれています。

そのため、「次の8月の2年で維持療法を終わりにするか、もう半年続けて2年半やるか」ということを確認したくて、「維持療法ですが、この8月で2年ですよね」と先生に切り出してみました。すると、ちょっと予想外の答えが返ってきました。

維持療法については、前からお話しているように、2年やるのがいいのか、3年やるべきなのか、1年でもいいのか、はっきりしたデータはないんですよね。

今回の検査で、肝臓の数値が上がり、白血球が減っていますので、もう維持療法はやめてしまってもいいかもしれません。

この回答は予想外でした。8月の丸2年からさらに半年延ばすかどうかを考えていたのに、2年を待たずにもう今やめてしまってもいいというお話だったからです。

思いがけないご返事に一瞬「おぉ」と詰まってしまったのですが、やはり今のところはまだ、当初決めた治療方針を継続したいということで、とりあえずは抗がん剤は続けることにしました。次の8月になったら、改めて、そこでやめるか、さらに半年続けるかを相談することになります。

次の11月で寛解から丸3年です。自分としてはもう白血病・悪性リンパ腫は完全に治ったものと思っていますし、もう再発もないと勝手に思い込んでいるのですが、その一方で、ここまできたら当初の方針を最後まで堅持して、つまり2年半完遂して治療を終わりたい、という気持ちがあります。自覚できる副作用もほとんどないので、「早く抗がん剤をやめたい!」という思いはありません。

とは言えやはり抗がん剤ですので、自覚症状はなくても、今回の血液検査の結果に表れているように明らかに身体には、特に内蔵機能には悪い影響を与えています。免疫力は下がっています。

だから維持療法を終わりにすれば、「なんだ、こんなに身体が楽になるんだ!」と初めて気づく副作用もあるのかもしれません。抗がん剤をやめて免疫力が回復すれば、依然として続いている帯状疱疹後神経痛も回復し始めるかもしれません。分かりませんが。

これを書いていて思いついたのですが、今度の11月に寛解から丸3年経過するのを待って、そこで維持療法を終わりにするというのがいいかもしれません。そうすると維持療法の期間としては2年3ヶ月となり、先生の言う2年と米国の論文にある2年半の中間となります。11月は、冬の寒さを前に免疫力を回復させることを考えても、ちょうどよい時期かもしれません。

僕の病気(B細胞性リンパ芽球性リンパ腫)は、寛解から3年間再発がなければ、その後の再発率は非常に低くなるとデータに示されています。そうなのであれば、そこで維持療法をやめても、その後は再発の可能性は低いはずです。

我ながらこれはいい折衷案です。次回4週間後のGY先生の診察のときには、この方針をお話ししてみようと思います。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や治療に関するご相談はお受けしておりません。

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