2018年09月27日

M&A後はじめてのワイン会でもらった言葉に涙

先日、オーシャンブリッジ社長の中田さんとのワイン会に行ってきました。昨年1月のM&Aから1年8ヶ月越しでようやく開催することができました。

オーシャンブリッジ社長の中田さんとワイン会

M&Aの契約締結日が昨年1月31日。

▼オーシャンブリッジから卒業しました

それに先立つM&Aの交渉の中で、当時はノーチラス・テクノロジーズ副社長であり、直接の交渉相手だった、現オーシャンブリッジ 社長の中田さんから、「契約がまとまったら、いずれワインで乾杯しましょう」と言っていただいていました。

しかし契約締結から3週間後に、3度目のがんである急性骨髄性白血病が見つかり、ワイン会は無期延期となってしまっていました。

▼急性骨髄性白血病で入院しました

昨年4月にさい帯血移植を受け、7月に一度退院するものの、10月頃までは入退院を繰り返しました。

それから約一年が経ち、ようやく体調も落ち着き、体力もついてきたということで、先日、ようやくワイン会を開催する運びとなりました。


2001年のオーシャンブリッジ創業時から、人事、総務、経理等のバックオフィスを一手に担当してくれている山下さんも含めた三人で、久しぶりに恵比寿の葡萄酒房allee(アレ)に行ってきました。僕が社長をしていた時代、オーシャンブリッジの重要なディナーは、全てalleeにお世話になっていました。海外パートナーのCEOたちが来日したときの最終日のディナーはいつもここでした。

今回のワイン会では、スロベニアワインで乾杯しました。先日、中田さんがスロベニアのパートナーであるXLAB社を訪問した際に、CEOのJure(上記記事参照)から託されたものです。

スロベニアワインと

一年にわたるM&A交渉を乗り越えて、そしてその後の一年以上にわたる思いがけない闘病と自宅療養を乗り越えての、大変感慨深い乾杯となりました。おいしくないわけがありません。

真鯛のカルパッチョ

僕自身は、M&Aによりオーシャンブリッジの代表取締役を退任し、株式もノーチラス・テクノロジーズさんに全て買い取っていただいたのですが、ありがたいことに、ファウンダー(創業者)として、中田さんのアドバイザー役のオファーをいただき、謹んでお受けしました。しかしその後の闘病もあり、なかなか十分なお手伝いはできませんでした。

ときおり中田さんから経営課題についてメールで相談をいただき、それに答える程度のお手伝いしかできていませんでした。ちょうど先日は、海外パートナーとの関係強化について具体的な相談を受けて、自分なりの考えを伝えていました。

アスパラガスのチーズ焼き

そうした経緯もあり、ワイン会での話題は、今期のオーシャンブリッジの業績見通しや、最近のメンバーの様子から始まり、徐々に具体的な話になっていきました。

前述の海外パートナーとの関係をより深めていくために、今後は何をすべきか。

オーシャンブリッジの今後の事業戦略、プロダクト戦略をどう考えるのか。

そもそも、これからどんな会社を目指していくべきなのか(経営ビジョン)。

そんな話を中田さんと話し合っていたら、隣の山下さんが、「やっぱりまた高山さんと一緒に仕事がしたいです。体調優先、家族優先なのはもちろんですが…」と言ってくれました。そして「高山さんも、今みたいな会社の話をするのは、きっと楽しいですよね?」とも。

中田さんは、「自分もいずれ高山さんと仕事ができると思っています。でも体優先で、無理はしないでください。創業者としての高山さんの存在自体に意味があるんです。創業者が今でも会社とつながっていてくれるだけでも、大きいんです」と言ってくれました。

二人の話を聞いて思いがけず涙が出てしまいました。ありがたくて、うれしくて。

ペンネ


3度のがん闘病で会社を手放さざるを得なくなり、オーシャンブリッジの株主でも取締役でもなくなった今でも、経営陣から「いずれ一緒に仕事しましょう!」と言ってもらえるのは、本当に創業者冥利につきます。

そして、本当に久しぶりに、経営に関する突っ込んだ議論をして、本当に久しぶりに、ビジネスの現場のダイナミズムを思い出しました。

やはりビジネスはおもしろい、と再確認しました。

これからどのようなペースで体力や免疫力が回復していくのか、どのようなペースで慢性GVHDを含めた後遺症などが治っていくのか、自分でも分かりません。

でもいずれ、よりよいかたちで、オーシャンブリッジの役に立てる日が来ればと思っています。

最後に中田さん、山下さんへ。二人の言葉は、とても心に響きました。ありがとうございました。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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