2021年02月13日

脳梗塞が消えた/自分にできる社会貢献は?

先日、東京女子医科大学病院に行ってきました。脳腫瘍の定期検査と診察です。

脳MRI202102

前回、3か月前のMRIでは、予想外に脳梗塞が見つかって大変びっくりしました。

▼MRIで脳梗塞が見つかる|オーシャンブリッジ高山のブログ

ということで、今回のMRI検査では、脳腫瘍の再発チェックはもちろんのこと、この脳梗塞のその後の経過をチェックするのも大切な目的となります。

脳腫瘍の再発チェック

主治医の村垣先生の診察で、早速この日に撮影したMRI画像を見てもらいました。

まず、脳腫瘍のチェックです。

こちらがMRI画像です。

脳MRI202102-2

上半分の2枚が、一年前のMRI画像で、下2枚が今回の画像です。
各画像の脳の左下のあたりに脳腫瘍を摘出した跡の穴があります。一年間で大きな変化はありません。

脳腫瘍の再発チェックでは、昔の画像と比較して「変化がないこと」が大切です。脳腫瘍が再発している場合、腫瘍は基本的に時間と共に大きくなっていくため、画像上も変化が確認されます。今回は、そうした腫瘍の再発を疑わせる変化はありませんでした。

水の溜まった袋の確認

また、昨年のMRI検査で、脳腫瘍を摘出した跡に袋のようなものができ、水が溜まっていることが確認されていました。

▼脳腫瘍のMRI画像に写っていた異変|オーシャンブリッジ高山のブログ

上記のMRI画像を見ると、この脳腫瘍の跡の袋についても以前と変化は見られず、問題はありませんでした。

脳梗塞はどうなった?

そして、前回見つかっていた脳梗塞の確認です。

脳腫瘍とは別の場所にできていたため、別のMRI画像で確認しました。(下の画像は本記事冒頭の画像と同じです)

脳MRI202102

こちらは右上が前回3ヶ月前のMRI画像です。脳の中心部から少し左に白い穴が見えます。これが脳梗塞です。

左上が今回の画像です。右上の前回の画像に写っていた脳梗塞は、左上の今回の画像では見事に消えていました。

脳梗塞は一時的なもので、すでに解消しているようです。

なお、左下と右下の画像は、同じ箇所を別の写し方で撮影した今回の画像です。別の写し方の画像でも、特にこの箇所に問題は見当たらないことを確認しました。

脳梗塞がすっかり消えていたことには驚きましたが、いずれにしてもひと安心です。

放射線治療とさい帯血移植の影響か?

村垣先生によると、手術をして何年も経った患者さんに、こうした再発以外の変化が時折見られるようです。

原因として考えられるものの一つが、術後の放射線治療とのこと。

放射線が当たった脳の箇所の血管が少し弱くなって、このような水が溜まる(血管から液体が漏れ出す?)という異常や、部分的に血管が詰まる脳梗塞などが引き起こされている可能性があるようです。

また、僕の場合は急性骨髄性白血病さい帯血移植の影響もあるかもしれない、とのことでした。

上述のように、水が溜まることや脳梗塞は、血管系の異常と考えられます。血液型が変わるほどの造血幹細胞移植を受け、肝臓などの臓器に障害が出ていることを考えると、脳の血管にもなんらかの影響が出ていると考えてもおかしくないということです。

もちろん、脳腫瘍の手術を受けた後に、白血病にかかってさい帯血移植を受けた人について調べたデータがあるわけではありませんので(症例数が少ないため)、確定的なことは言えないのですけれど。

複数の病気にかかった効用

いずれにしても、いろいろな病気をした分、どうしてもいろいろなところに影響が出てきます。さらに加齢の影響も否定できない歳です(もうすぐ50歳)。

でも今回のように、それぞれの臓器を定期的に検査し細かく医師に見てもらうことにより、変化を迅速に見つけ、必要があればタイムリーに治療に入ることができます。

このようにして生きていけば、十年後の娘の二十歳の誕生日を家族でお祝いすることはもちろん、娘の結婚式や、孫の誕生を見届けられるほど、十分に長く生き延びていくことができると確信しています。

そして生存確認の意味も含めて、こうしてブログを更新していくことが、僕と同じ病気にかかった患者さんにとっての生きる希望につながれば、うれしく思います。

脳腫瘍が見つかっても、
悪性リンパ腫になっても、
白血病になっても、
造血幹細胞移植を受けても、
大腸がんが見つかっても、
こうして元気に生きている患者が実際にいるということを、同じ病が見つかった患者さんに知って欲しいと願っています。

それが、今の自分にできる社会貢献の一つだと思っています。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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