2021年09月01日

食道静脈瘤の治療(EVL)で食道がきれいになった

先月の8月6日に、虎の門病院で食道の内視鏡検査を受けてきました。

食道静脈瘤の治療後の食道
(EVLによる治療後の食道の内視鏡写真)

入院治療のフォローアップ


今回の検査は、今年6月の入院の際に受けた食道静脈瘤の治療(EVL)のフォローアップの検査です。

【関連記事】▼本日、虎の門病院に入院。明日、食道静脈瘤の治療。個室に入った理由とメリット。|オーシャンブリッジ高山のブログ

今回の検査でも、入院中にお世話になった肝臓内科の村石先生に診ていただきました。

検査の結果

検査の結果としては、6月の治療は非常にうまくいっていて、経過も良好とのことでした。

上の写真が、今回の内視鏡検査の写真です。

これだけ見ても、普通の食道の写真に過ぎず、何のことかよく分からないと思うので、以前の画像と比較してみたいと思います。

以下の3段階の写真をこのブログの過去の記事から掘り出してみます。


(1) 治療前の食道静脈瘤の写真
(2) 治療直後の、食道静脈瘤が脱落した写真
(3) 治療から時間が経って食道静脈瘤が治った写真(今回)

(1) 治療前の食道静脈瘤の写真

(1) 治療前の食道静脈瘤の写真は、以下の記事に掲載されています。

▼内視鏡画像で食道静脈瘤の再発を確認|オーシャンブリッジ高山のブログ

食道静脈瘤は、食道の粘膜の下で静脈が怒張して(腫れて)、内視鏡での見た目はボコボコになっています。

そのため写真は若干グロテスクなので、上記の記事中には小さいサムネイル画像を貼り付けています。
小さい画像をクリックすると大きい画像が表示されますが、閲覧注意です。

(2) 治療直後の、食道静脈瘤が脱落した写真

(2) 治療直後の写真は、以下の記事に掲載されています。

▼食道静脈瘤の治療後の経過(EVL)と肝生検の結果|オーシャンブリッジ高山のブログ


この記事にあるように、EVLという治療では、食道静脈瘤に水色の輪ゴムのようなものをかけてしばって壊死させます。
壊死した食道静脈瘤は脱落し、その跡が潰瘍になった後、治っていきます。

上記の記事では、EVLの処置中に撮影した、食道静脈瘤に輪ゴムをかけた状態の写真や、処置から1週間後の、輪ゴムでしばった食道静脈瘤が壊死しつつある写真、そして壊死した食道静脈瘤が脱落して、その跡が潰瘍状に白くなっている写真が掲載されています。

こちらもなかなかグロテスクですので、記事中には小さいサムネイル画像を貼り付けています。クリックして表示される大きな画像は閲覧注意です。

(3) 治療から時間が経って食道静脈瘤が治った写真

最後に、治療からしばらく経って、食道静脈瘤が治った後の写真です。
この記事冒頭の写真がそれに当たります。

治療がうまくいって治った状態なので、潰瘍もなく、静脈瘤もなく、きれいな食道が復活しています。

驚くべき人間の回復力

こうやって見ると、静脈瘤ができて、脱落して潰瘍になって、きれいに治るという、人間の回復力ってすごいですね。

そして、食道静脈瘤を輪ゴムでしばって壊死させて治療するという医療の力、発想もすごいです。
食道静脈瘤は、放っておけば、破裂して命に関わる可能性があるわけですからね。
それを、人間の回復力を利用しつつ治癒に持っていくというのがすごいです。

今回の内視鏡検査の結果を見て、村石先生も、狙った通りにうまく治療できたと言っていました。

EVLの治療では、たくさんできていた食道静脈瘤に対して、静脈の発達の仕方を見つつ、治癒と再発防止のために最も効果的な場所を狙って輪ゴムをかけていきます。内科医といえども、手先の技術に熟練が求められます。

そして村石先生は、今回の治療で発達していた静脈への血流も抑えられ、再発の可能性もかなり低減できたのではないかとも言っていました。

うれしいことです。
村石先生、ありがとうございます!

これまで食道静脈瘤は2度再発しています。
初発から含めて3度入院して治療しています。

でも、今年6月の入院を最後に、もう再発しないことを願っています。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や治療に関するご相談はお受けしておりません。

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