2014年07月07日

初めての外泊許可で帰宅、オーシャンブリッジと娘のダブルでサプライズ/LINEグッズ:白血病・悪性リンパ腫闘病記(30)

前回の闘病記からの続きです。

◼︎2013年6月14日(金)。入院33日目。抗がん剤治療開始から25日目。

前日のGY先生、MY先生からの話で、この日の夕方から二泊三日での外泊許可が出て、一ヶ月ぶりに自宅へ帰れることになりました。迎えに来てくれる家内は仕事の都合で夕方になります。

LINEキャラのグッズ

朝からまた熱が37度超あり、外泊許可が取り消されてしまうかと心配したのですが、解熱剤を持参することでそのまま許可が下りました。

この日の午後、友人のHさんがお見舞いに来てくれました。病気になる前は、「肉のエアーズロック」で有名な日暮里の「大木屋」さんなど、いろいろとおいしいお店に連れて行ってくれた方です。僕もお返しに渋谷のんべい横丁の焼き鳥の名店「鳥重」さんに連れて行ってあげました。

Hさんは「まだまだ行かなきゃいけない店がいっぱいありますから、早く元気になってくださいね」と励ましてくれました。おいしい店にまた行きたいという気持ちが回復への励みになり、うれしかったです。「娘さんに」ということで、LINEのキャラのグッズもくれました。帰宅後、娘にあげたら、大喜びしていました。

入院中は、体調的にも精神的にも不安定だったため、お見舞いについては近しい友人以外は原則としてお断りしていました。そうした友人たちには本当に励まされ勇気付けられました。

夕方17時頃、家内が仕事帰りに迎えに来てくれました。荷物をまとめ、看護師さんに挨拶して、タクシーで帰途につきました。

タクシーに乗ってから、虎ノ門から綱島までの帰り道に、ちょうど渋谷のオーシャンブリッジのオフィスの近くを通ることに気付き、途中下車することにしました。

誰にも連絡せず、突然オフィスに顔を出してみると、ちょうどその日は一日遅れで創立12周年のお祝いを社内で行っていたため、スタッフが揃っていました。突然現れた僕を見て、みんな「なんでここに高山さんがいるの?!」という顔をしてびっくりしていました。サプライズは大成功でした(笑)。

それからまたタクシーを拾って、急いで自宅へ。一度荷物を置いてから、家内と二人で娘の保育園にお迎えに行きました。娘にも、僕が帰って来ることは伝えられていません。保育園の出入り口に現れた僕を見つけた娘は、一瞬驚いた表情を見せた後、満面の笑顔になって「あ!パパだ!パパだ!パパだ!」と文字通り飛び出して来ました。その姿を見て、僕も涙ぐんでしまい、娘を抱いて「パパだよ、パパ帰って来たよ」と言いました。

その日の晩は久しぶりに家族三人での食卓でした。病院食に嫌気がさしていた僕には、家内の手料理が本当においしく、ありがたかったです。

そしてなによりも、カーテンに囲まれた病院のベッドで一人食べる食事と違って、家族三人で食べる食事は本当においしいなあ、楽しいなあ、幸せだなあと実感しました。

2013年の入院中、初めての外泊で、久しぶりの家族での食卓

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投稿者 玉井 : 2014年7月 7日 16:32

お世話になっております。
先日、弊社を担当していた赤羽さんが退職するとのことでご挨拶に来られました。旦那さんがトルコの方とのことで、帰国されるため一緒に向こうへ行くと言っていました。トルコ語はこれから勉強するとのことですが、新しい環境へ勇気を持って飛び込むバイタリティは、さすがオーシャンブリッジの社員だと感心してしまいました。
脳腫瘍以降のことは最近ブログを読んで知りましたが、高山さんのことですから、この新しい環境に対して、持ち前のバイタリティで臨んでいるのだろうと思います。私の友人も10年以上前にリンパ腫でなかなか大変な治療を受けていました。今はピンピンして一緒にお酒を飲みに行くようになっています。高山さんももうしばらく時間がかかるでしょうけれど、気長にしっかり治療して下さい。20周年記念パーティ頃にはかなり復帰していることと期待したいと思います。(必ず招待して下さいね)

投稿者 オーシャンブリッジ高山 : 2014年7月 8日 19:18

玉井さん、コメントありがとうございます!
もちろん、20周年パーティを開催する際にはご招待させていただきます!
渋谷で飲むというお約束も何年も果たせず申し訳ありません。
いずれぜひよろしくお願いします!
ご友人もリンパ腫から回復されているとのことで、僕も後に続けるようにのんびりがんばります!

高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):

1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。

アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う

2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。

2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。

2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。

現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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