痛みと体調をマトリックスで考える/帯状疱疹後神経痛と抗がん剤

いつも夕方、帰宅した奥さんから「今日は体調どうだった?」と聞かれます。その度にその日1日を振り返るのですが、体調を評価するのに自分の場合は二つの軸があると感じています。それをマトリックスにしてみました。
痛みと体調のマトリックス


縦軸はいわゆる「体調」です。倦怠感や疲労感、頭痛などがあれば、体調は「悪い」状態となります。
横軸は「痛み」です。これは主に帯状疱疹後神経痛の痛みです。残念ながら、痛みはゼロになることはないため、「いつもより痛いか」「いつもよりは痛くないか」で把握しています。マトリクス上では前者の状態を痛みが「強い」、後者を「弱い」と表しています。
これらの「体調」と「痛み」は相互に関連しています。その関連を矢印で表しています。
体調が良くて痛みも弱い状態(右上A)は理想的です。でも、調子がいいからと活動量を増やすと、疲れにより体調が悪化します(赤色の矢印 A→B)。
体調が悪化すると、自然と痛みも強くなります(赤色の矢印 B→D)。体調の悪化と痛みの増強はほぼ正の相関関係があります。疲れが溜まり体調が悪化するとほぼ確実に帯状疱疹後神経痛の痛みは激化します。
そうなった場合にどうするか。対処法は2段階あります。
まず目の前の痛みに対処する必要があります。これは痛み止めの薬(医療用麻薬のオキノーム)を飲みます。この薬が15分程度で効いてくると、痛みは軽くなります(水色の矢印D→B)。30分経っても痛みが我慢できる程度まで下がらないときは、もう一包飲みます。すると大体は凌ぐことができるレベルには下がります。
痛みに対処した上で、休息を取って体調の回復に努めます(水色の矢印B→A)。とにかくしっかり睡眠を取ることです。
ここでチャレンジすべき課題がいくつかあります。
まず、体調が良くて痛みも弱いAの状態に留まり続けることはできないということです。闘病で失った体力を取り戻すためには、ある程度身体を動かす必要があります。体力がつけば疲れにくくなり、将来的に体調が悪化しにくくなるはずです。
でも身体を動かして疲れると、一時的には体調が悪化します。A→Bです。休息により回復するとB→Aです。そうすると以前よりは体力がついているはずです。
このように、動いてA→B、休んでB→Aを繰り返すことにより、A→Bになりにくくなるということです。
なお、この間、A→Bの後には、自動的にB→D(痛みの増強)があります。これについては、前述の通り麻薬で対処するしかありません。本当は痛みが根本的になくなればいいのですが、それについては先日書いたようにすでに諦めています。
また体調については、現在続けている白血病・悪性リンパ腫維持療法の抗がん剤も少なからず影響していると思います。維持療法を始めてもうすぐ2年ですが、その間、毎日抗がん剤を飲んでいます。3〜4週間おきの血液検査では、やはり肝臓や血球の数値に影響を及ぼしています。ということは、倦怠感や疲労などにも影響していると思われます。
この点については、11月に維持療法を終えれば、倦怠感や疲労感は軽減し、体調も全般的に良くなるのではないかと期待しています。
ちなみに、体調ダウン→痛み悪化(A→B→D)の相関はあるのですが、体調アップ→痛み軽減(D→C→A)の相関はあまりなさそうです。つまり体調が良くても、痛いときは痛いので、そのときには迷わず麻薬で対処することにしています。
以上、誰の役に立つのかよく分からないのですが(汗)、普段考えていることをマトリクスと文章にしてみました。

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