2019年11月18日

医療用麻薬をやめるチャレンジを開始(帯状疱疹後神経痛・オキシコドンとオキノーム)

先日、虎の門病院に行ってきました。

いつもの定期検査・診察に加え、前回延期となった予防接種が目的です。

虎の門病院 屋上庭園

湯淺先生の診察で予防接種にゴーサイン

血液検査ののち、スタバを経て湯淺先生の診察室へ。

診察ではまず血液検査の結果を確認。

結論としては、肝臓の数値が改善しており、他の数値も問題ないとのこと。
よって、前回延期となった予防接種にゴーサインが出ました。
しばらく前に発熱した時の影響が治まってきて、肝臓のGVHDが改善したようです。

ちなみに、肝臓の数値は、

AST:67→36
ALT:67→37

と同じように改善していました。ALTに至っては正常値の範囲に入りました!恐らくさい帯血移植後初めてです。

痛み止めの麻薬をやめる

そしてもう一つの懸案、痛み止めの医療用麻薬をやめる件です。

こちらも予防接種同様に、前回の診察では延期となっていました。

僕は2013年に悪性リンパ腫・急性リンパ性白血病の闘病中に帯状疱疹になり、その痛みが神経痛として6年経った今も続いています。いわゆる帯状疱疹後神経痛です。

その痛みはいわゆる激痛で、4年ほど前には下記のような記事を書いています。


一言で言うと、注射を刺されてその針を中でグリグリ回されるような痛み、でしょうか。

注射と違うのは、注射は針を抜けば一瞬で痛みが無くなりますが、帯状疱疹後神経痛はその激痛がそのまましばらく続くということです。もちろん痛みの波が来たときは眠れませんし、夜中でも目が覚めます。

いつ治るとも分かりません。毎日が激痛との闘いです。

この帯状疱疹後神経痛の治療については、ペインクリニックでの神経ブロック注射や各種薬剤治療、漢方、そして鍼灸治療も試しました。


残念ながらいずれも効果が見られず、結局、2013年の発症から2019年の今日まで、毎日、痛み止めの医療用麻薬であるオキシコドン(朝夕)とオキノーム(痛いときに頓服)に頼ってきました。


その麻薬の効きが以前よりも悪くなってきているという話から、この際、麻薬をやめましょうと湯淺先生と話したのがしばらく前の診察のとき。

その後体調不良のために延期になっていましたが、今回、やめることにチャレンジすることになりました。

オキシコドンからトラマールへ

具体的には、この日をもって、6年間毎日飲み続けてきた麻薬、オキシコドンとオキノーム(共にオキシコドンが成分)をやめます。

そして、トラマールという薬を始めます。

こちらもオキシコドンと同じオピオイドと呼ばれる種類の鎮痛薬ですが、オキシコドンが鎮痛効果の強い「強オピオイド」なのに対し、トラマール(トラマドール)は「弱オピオイド」です。

オキシコドンはその効果の強さから「医療用麻薬」に指定されていますが、トラマールは指定されていません。ですから、「30日分しか処方できない」という制約が外れます。そのため、現在、ほぼ毎月行っている診察が、2ヶ月おきにできます。

また、旅行で海外に持ち出す際も、厚生労働省麻薬取締部にいちいち申請して麻薬携帯輸出入許可書を発行してもらって税関に申告する必要もありません。

トラマールの飲み方は、朝昼晩の食後と就寝前に1錠ずつ。計4錠。
そして痛みが強いときに頓服として1日最大4錠。これが上限です。

これで1週間がんばります。麻薬断ちです。
なんとかまずは1週間乗り切って、その1週間後にまた診察です。

湯淺先生の話によると、麻薬からの切り替えは、落ち着くまでに3〜6ヶ月かかるとのこと。

そしてその結果、オキシコドンをやめることができた患者さんが「散見される」とのこと。やめられなかった患者さんのほうが多そうですが・・・。

いずれにしてもがんばります。

湯淺先生は「効くと思って飲んでくださいね」とのこと。

僕と妻は「プラセボですね」とお応えしておきました。笑

フォローアップ外来

続いてフォローアップ外来で森先生と移植コーディネーター成田さんの診察です。

湯淺先生からもゴーサインが出ていましたが、同様に森先生も、予防接種にゴーサインを出してくれました。

そして成田さんは、移植ポイントカード(?)に日付を記入してくれました。

その後、内科処置室に行って、無事に予防接種を打ってもらいました。まずは延期となっていた麻疹・風疹の生ワクチン。

そしてついでにインフルエンザの予防接種も打ってもらいました。寒さが本格化する前に打ててよかったです。

気持ちのよい屋上庭園にて

その後、虎の門病院に入院しているF先輩のお見舞いに行きました。

虎の門病院の新病院では、9階に気持ちのよい屋上庭園があります(冒頭写真)。そこで外の空気を吸った後、窓の外に屋上庭園が見える面会スペースでしばしお話ししてきました。

いろいろありましたが、麻薬断ちにしても、予防接種にしても、一歩一歩、前に進んでいる実感があります。

この調子で、もっともっと元気になりたいです。

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高山の著書

「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」書影・表紙画像\
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ
(幻冬舎 税込1,188円)

脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。

プロフィール

高山知朗(のりあき):1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。

2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。2016年10月に脳腫瘍、悪性リンパ腫の2つのがんから卒業。同年、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。

2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。

連絡先

メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)

※病気や病院に関する個別のご相談については、まず「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」をお読みの上、ご連絡いただけますようお願いします。いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。ご理解お願いします。

※いただいたご連絡の全てにご返事できるとは限りませんのでご理解ください。

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