株式会社オーシャンブリッジ ファウンダー
高山 知朗 (たかやま のりあき)
2022年03月07日
もうひと月ほど前になってしまうのですが、2月8日に東京女子医科大学病院に脳のMRI検査に行ってきました。
前回の定期検査は3ヶ月前でした。
結論から言いますと、特に問題は見つかりませんでした。
脳腫瘍の再発もありませんし、以前見つかった脳梗塞も再発はありません。
今一番気をつけて見ているのが、手術で腫瘍を摘出した跡に見つかった出血です。
これについては、以前の検査画像と比べると、画像に写る血液がだんだん薄くなってきているので、おそらく血液が脳の正常組織に少しずつ吸収されていっているのではないかとのことでした。
このように、一通り要注意箇所をMRI画像で確認した上で、「問題ないですね!」と村垣先生に言っていただいてひと安心。
その後村垣先生とは、この診察日の数日前に開催された【 #CancerX 日本脳腫瘍学会】のお話をしました。
もともと村垣先生からのご依頼を受けて登壇したということもあり、
「僕からの話はあんなものでよかったんでしょうか?」
と、ご期待に沿えたかをお聞きしたんですが、村垣先生は、
「高山さんのお話は非常におもしろかったですよ!」
と言ってくださいました。
当日のセッションは、僕のがん治療の経験談から、がんの三大治療である手術、化学療法、放射線治療のそれぞれの専門家の先生からの発表に広げていくという流れだったのですが、モデレーターの北原先生の上手な仕切りにより、非常にバランスよくそれぞれの専門家のお話が聞けて、僕自身も大変勉強になるセッションでした。
このセッションの内容については、下記のブログ記事にあるグラレコ(イラストによる議事録)に非常に分かりやすくまとめられていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
▼#CancerX #日本脳腫瘍学会の #グラレコ による超分かりやすいまとめ #グリオーマ|オーシャンブリッジ高山のブログ
ということで、いつものように平穏無事な検査および診察になりました。
世の中、思いがけないことが突然起きることもありますが、自分の体については、これからもずっと平穏な状態を維持していきたいと思います。
最近の痛ましいニュースに触れるたび、平穏無事な日々の尊さを改めて噛み締めつつ、ウクライナの人々にも1日も早く平穏な毎日が戻ってくることを願っています。
人の平穏な日々を奪う権利は誰にもありません。
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【投稿者】nori 【コメント】コメント (0)
治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ(幻冬舎 税込1,188円)
脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。
病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。
高山知朗(のりあき):
1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て(株)オーシャンブリッジ設立、代表取締役社長就任。現在、同社ファウンダー。横浜市在住。
2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)の摘出手術。後遺症で視野の左下1/4を失う。
2013年5月から悪性リンパ腫(B細胞性リンパ芽球性リンパ種/急性リンパ性白血病)の抗がん剤治療。合併症で帯状疱疹後神経痛も発症し、現在も激しい痛みと闘う。
2016年年9月、幻冬舎より「治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ」を出版。
2017年2月、3度目のがんである急性骨髄性白血病を発症、同年4月にさい帯血移植治療を受ける。
2020年3月、4度目のがんである大腸がんの腹腔鏡下手術を受ける。
現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。
メール: nori.tkym[at]gmail.com
([at]は@に読み替えてください)
※病気や治療に関するご相談はメールでもSNSでも一切お受けしておりません。仮に質問などをお送りいただいてもご返事できかねます。私もあくまで一患者であり医療関係者ではありませんのでその点ご理解ください。
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